変わらないもの。
一見、何の変化もないように見えたりもする。けれども、ソフト的要素が移りゆき進化するゆえ、変わっていないように見えるものも多い。
ところで。『ウチの業界(体質)は旧態依然。古臭い』というテンプレ化された言葉がある。さらに、風穴を開けたくても的な意味合いに使われることも、しばしばある。
つまり、『こういう環境(状況)なのだから仕方がない。本当はこうしたいけれど、なかなか』と、嘆くパターンだ。
とはいえ、悲観することはない。業界が古いほど、できるフィールドは無限級だ。(最先端を行く業界より遥かに楽だし)
そういう意味ではアイデア出しも余白が広大で、個人としても、企業としても、伸び代は大きいはずだ。さらに、圧倒的になれる機会、エースになれる可能性にも恵まれているということにもなる。
ようするに、業界が古いとは、つくづくラッキーなのだ。
やや余談的だが、日本の新聞(紙)の発行部数がどれだけ凄いかご存知だろうか。人口が上回る中国、インド、アメリカよりも多く世界最大なのだ。
さらに、最大部数の読売新聞(発行部数)は、中国国営最大手の『人民日報』を上回り、インド最大手の『タイムズ・オブ・インディア』の3倍、アメリカ最大の『ウォール・ストリート・ジャーナル』の4倍だという。(2016年4月現在)
ふむ。この辺りには少子高齢化(慣れ親しんだ手段、方法にこだわる高齢者が多いという意味で)の影響も何らかありそうだが、英国BBCはこう指摘している。
『日本企業の問題点(生産性の低さの原因)は、新技術に対する保守的な姿勢だ』と。
たしかに。それもそれであるよな。特にIT化が。個人的にはそう思ったりもするけれど、良いではないか。たとえガラパゴス的な進化だって。
それよりもソフト的要素が何も変わらない方が重症だ。ただただ劣化、陳腐化するのみなのだから。
さ。明日も頑張ろう。楽しみ。笑顔で。全速力で。