人の観とは常に不完全で、ブラッシュアップを繰り返すのだろう | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

先日、興味深い研究記事を見かけた。


米コロンビア大学と仏国立情報学自動制御研究所(INRIA)が発表したものなのだが(現地時間6/16)、人は記事の『まとめ』や『まとめのまとめ』に基づいて自分の意見を作る癖があるようなのだ。


ふむ。会議という場でも見かけるけれど、分かるような気がするよね。『それいい!』、『その通り!』と思う人の価値観や意見等を吸収、同化させ、自身の観を完成させるような。


ようするに、人の観とは意外に不完全であり、何かの度にブラッシュアップされていくものなのだろう。(そもそも、そこまで考えていない場合も多かったりするけれど)




ビジネスシーンは、アウトプットで溢れかえっている。名刺、チラシ、ニュースレターという紙ツール。HP、ソーシャル、SNSというネットツール。さらにはトークで。


それらは企業、店舗、ビジネスパーソンが描いた脚本のようなものにとって必要なものだけれど、そこには何が描かれているだろうか。誰かにとって、『まとめ』や『まとめのまとめ』的な観はあるだろうか。


さらに昨今、お馴染みさん、リピーターというファン層を創ろうとするスローガンを掲げる企業、店舗は多いが、誰かの観を補足、支持、代弁するような言葉を紡いでいるだろうか。欠かせない共感とはそこに生まれるものでもあるのだから。


さ、今週が始まった。頑張ろう。全速力で。