官兵衛が生きた時代とは違い、いまの情報量はゲリラ豪雨並みにハンパない。 | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは。

先日、録画してあった「軍師官兵衛」(NHK大河)を観た。
ご存知の通り、いよいよ家康が。さらに官兵衛も。
そういう展開だったね。

そうそう。
「軍師」というポジションであり役割、それを裏付ける史料は残っていないらしい。

秀吉と心が通じ合っていたようだとする史料。
ナンバー2という地位。
誰からも慕われ、信頼される人柄。
交渉事はお手のもの。
残された感状の数々(戦上手)。
秀吉のリクエストに対し、それ以上をやってのける現場力など。

そういう人物だったため、できあがったのかもしれないね。
軍師というイメージが。(軍師が事実かもだけど)




さて、官兵衛が生きた時代。
情報とは宝だった。
生活にとっても、家の存続にしても、生死にしても、何にしても。

いっぽう、いまは。
ありがた迷惑なほど、溢れかえっている。

それを説明するために「選択可能情報量は538倍(平成8年と18年の比較)」という数字が登場したりするけれど、ここまで来れば何倍でも同じ気が。
もうゲリラ豪雨的な量だから。
(出所:総務省 平成18年度 情報流通センサス)

そのせいだろうか。
必要な情報だけを選んでみている人が多い、というような言われ方がされる。

たとえば。
スマホユーザーへ「変化したことは何か?」と聞いたアンケートでは、「テレビを観る時間が減った(29.2%)」が第一位だった。

(出所:総務省 平成25年6月 青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査)

同じく総務省(情報通信政策研究所)が発表したデータを見れば、世代別にも、全体的にも、その流れが加速していることが分かる。

(出所:情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(2012~13年)

もうひとつのマスメディアの代表格、新聞も右肩下がりな感じ。
これまたネット。ニュースキュレーションアプリだわね。

2013年の一般紙の発行部数(4700万部)は、前年比で77.8万部減。(1997年との比較では677万部減)

スポーツ紙は一般紙以上に凋落が著しく、18.1万部の減。
(1997年との比較では263万部・40.5%の減)



(出所:ともに社団法人 日本新聞協会)


それに対し、ニュースアプリのアクティブユーザー数は右肩上がりの模様。

2012年度末 → 303万人
2013年度末 → 1,294万人
2014年度末 → 2,242万人(見込み)
2015年度末 → 3,286万人(見込み)
2016年度末 → 3,927万人(見込み)
2017年度末 → 4,435万人(見込み)

(出所:2014年度 モバイルニュースアプリ利用動向調査|ICT総研)

官兵衛の生きた時代とは違い、いまの情報量はゲリラ豪雨並みにハンパない。
これからも人々を変えていくのだろうけれど、ふむ。
マーケティングも、プロモーションも、販促も、変わるわけだわね。

そういえば。
「軍師官兵衛」の最終回は、予定の翌週(12/21)へズレるとのこと。(総選挙の投開票日とダブるため)
当選テロップがピロンピロン、となるよりは賢明か。

ではでは。ステキな3連休を。