企業が考えるシナリオや販促に貢献できなければ、そこに依頼する理由は定かではなくなる。 | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは。

つい先週末のハナシ。
愛知から出張で来られていた浅尾社長(イベント企画系会社)と池田さん(プロのバルーンアーティスト)。
お二人と共に雑談、いや、けっこう真面目なハナシをしていた。





池田さんにお会いするのはお初だったのだけれど、じつに刺激に富んだ方だった。

バルーンアーティストへの生い立ち、エピソード的なこと。
(2年あまりの放浪記がキッカケだったそう)

技術が高すぎるがゆえ著作権ウンヌンに発展するなど、どれもみな「ハンパない」というような印象をお受けした。
(有名キャラに似すぎてしまうのも大変らしい)





中でも興味深かったのは、これが一番だったな。
(いや、共感といった方が正しいかもしれないが)

ご自身が企業の販促として呼ばれていること、この辺りを考え抜かれている感がジワジワ伝わってきたことだった。

というのは、企業にとっての販促とは費用対効果。
つまり、「意図する成果にどれだけつながるか」というようなハナシでもある。

たとえば、WEBページという販促物。
これを制作する会社が2タイプあったとする。

ひとつは、作品として素晴らしいWEBページを作れる会社。
(見た目、デザイン、指図への忠実度など)

もうひとつは、集客など販促につながるWEBページを作れる会社。

とうぜん、意図する成果につながりやすいのは後者。
多くの場合、こういう制作会社の方が企業からモテる。

とはいっても、作品系に凝ったとしても何ら間違っていないのよね。
制作のプロとして、持ち得る技術などを注ぎ込むようなわけだから。

企業の販促に貢献できなければ、そこに依頼する理由は定かではなくなる


ボクの場合、クライアントの先々と販促シナリオを創り、推進していく機会が多い。

ミーティングや会議という名の場を何度も経て、望まれるゴールとそこまでのプロセスを創り、それらを進めていく。

それは全体像であったり、ある取り組みに対し限定されたモノ。
全社的なモノであったり、支店、店舗という単位のモノであったりと。

このシナリオを進めていく上で必要なモノが各販促なのだけど、これにはそれぞれの意図がある。

つまり、スポット的に見えても、じつは線で結ばれているような格好だ。

もちろん、自社だけですべてを行うとは限らない。
専門のセンセイを呼んで開催する「〇〇教室」や「〇〇セミナー」など、外部に依頼する場合も多々ある。

このとき、「シナリオを進めていく上で必要なパーツ、要素なのだ」と、外部の方が消化されていない場合、キツイ展開にもなったりする。

たとえれば、つぎへの潤滑油となるべきところ「ブツ切り」になるみたいな。

単なるスポット的な販促で終了というケースだ。
(事前のミーティングでシナリオと意図は必ずお伝えする)

お目にかかった池田さん。
そういう意味での企業への貢献度。
そして、販促へのセンスであり、感性、嗅覚、いずれも驚かされるほどのクオリティであった。

ボク自身も収穫というか、新たな視点的なものを手にしたことは言うまでもない。

なので、感謝。
貴重な時間を過ごさせていただいた。
もちろん、機会を設けてくれた浅尾社長にも「ありがとう」。(親しみを込めて)

そろそろ、VONGFONG(ヴォンフォン)が近畿地方にもやってくるとのこと。(台風19号の正式名称らしい)
どなたもお気をつけて。

ではでは。