岡山での仕事。
新幹線でゆるく移動中。
NHKの大河、「軍師官兵衛」にドップリはまっているせいか。
車窓からの景気が、妙に気になったりする。
今週は、いよいよ高松城の水攻めか。
忘れずに録画予約しておこう。
ふと、思い出した。
先日した、ある一級建築士さんとの会話を。
全国に支店を構える大手社からの独立エピソードだった。
さて、所属先からの独立。
このシーンには人の持つ嫌らしい面が出やすい。
ビジネスに限らず、芸能、政治、スポーツの世界などでも。
中には「これまでの恩を忘れたのか!?」的な正論が展開されたりする。
正論がゆえ、独立する側があたかもワガママ。
義理に欠けている。
そう偏った形でクローズアップされやすい。
とはいっても「忠臣蔵」的な美談を好む趣向が、そうさせているのかもしれない。
主君に対し「こうあるべき」みたいな。
では、独立する側は恩義を感じていないのか?
いや、そういう人は少ないんじゃないかと。
「育ててくれた。お蔭でいまの自分がある。」など。
所属先のため尽力されてきたのではないかと。
では、なぜ一筋縄ではいかなかったりするのか。
それぞれ個別の事情はあるにせよ「相手は自身の鏡」。
つまり、独立する側の振る舞いは、これまでの所属先の振る舞いでもあった。
そういう言い方もできるんじゃないかと。
たんなる不平不満が恩義を超えてはならない。
が、正論を振りかざし「してやった」的な様も違和感を覚える。
経営側に立つ身のひとりとしても、個人的にも考えさせられるオハナシだった。
より相手の感情や背景に近づかなければ、ともね。
ではでは。
行ってきます。