今日の午前中、「近畿地方も梅雨入りしたとみられる」と、大阪気象台から発表があった。
-中国・近畿・東海が梅雨入り 平年より早く-
週間予報をチェックすると、たしかに向こう1週間は梅雨空。
こうなると、頭に浮かぶのは「ウナギ釣り」。
第1次ベストシーズンを迎えたウナギが釣りたい。
さてさて、ウナギといえば「土用の丑の日」。
夏バテ予防に栄養たっぷりのウナギを食べよう!
という国民的ウナギ・デーだ。
なんでウナギなのか?
それには諸説ある。
有名どころは、江戸時代の蘭学者、平賀源内が唱えたハナシ。
知人のウナギ屋のために「ウナギを食べると、夏バテしないんですよ」と、ふれこんだとのこと。
さらに「本日、土用の丑の日」と店頭に張り出したところ大繁盛したそう。
似たようなハナシには、大田南畝(江戸時代の歌人・作家)が「神田川」というウナギ屋に頼まれた説もある。
「土用の丑の日に、ウナギを食べたら病気にならない」
という歌を作って宣伝したところ、大ヒットしたとか。
平賀源内と大田南畝は仲良しだったから、ミーティングを重ねた上のコンセプトだったのかもしれない。
彼らはマーケッター、コピーライターでもあり、マルチな才能の持ち主だったワケだ。
さらに奈良時代まで遡ると「万葉集」にも登場する。
「ウナギを食べて健康を維持しよう」と。
「石麿呂に 我れ物申す夏痩に よしというものぞ 鰻捕り喫せ」
(大伴家持)
ところで、本当にウナギは栄養があるのか?
ビタミンAが100gあたり5000IUも含まれ、ほかの魚介類やお肉よりもバツグンに豊富だという。
また、ビタミンB1をはじめとして、タンパク質やビタミン、ミネラルもタップリ含んでいるそう。
どうやら夏バテ防止の裏づけはカンペキみたい。
今年の「土用の丑の日」は7月29日
雨が降って川が濁る。
雨上がり後は気温がグングン上がって蒸し暑い。
そんな条件の日と休めるタイミングが合う。
その日が待ち遠しい。
(経験上、ウナギ釣りのベストコンディション)
そうそう。
今年は本格的にアユ釣りデビューをしたい。
未知の世界なだけに研究と修行が必要だけど、お馴染みの川、有田川でアユ講座に励みながら腕を磨こう。
7月29日には「ウナギの蒲焼き&アユの塩焼き」をセットでいただきたい。
うん。なかなか贅沢。