ブランドとは「ココは、ソヨとは違う」と消費者が認識してくれること。 | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんにちは。


今日こそは「フレッシュバナナ&チョコレートクリームF!」
そう意気込むものの、またまた売り切れ。


というワケで、こちら。
チョコレートブラウニー抹茶クリームF。




「大粒のザクザクしたブラウニーがオイシイ」



さてさて、スタバといえば「高くても売れるブランド力」。

まずは、そう頭に浮かびます。


では「ブランドとは何か?」

ルーツをたどれば、こうです。


放牧されているたくさんの家畜の中から

「これはオレのだ」、「それはお前のだ」
と、分かるように焼印を押したこと。


それを意味する「brander」というノルウェー語から

現在の「ブランドの意味合い」に繋がります。



さて、ビジネスシーンに目を向けたとき

こう置き換えてみるとどうでしょう。


区別したり、見分けたりする人が「消費者」。
放牧されている、たくさんの家畜が「会社、商品、サービス」。


そうしてみた場合、「ココは、ヨソ(他社)とは違う」。
そう消費者が認識してくれれば選ばれやすくなります。


いっぽう、「どこも同じように見える」となれば、
「価格がより安い方を選ぶ」となります。



つまり、「ブランド」と認識するのは、
その会社(提供する側)ではなく、消費者。


ということは「ウチは大企業なんだからブランドだ」。
「ウチは業界の中で価格水準が高いからブランドだ」。
「ウチの商品は、こんなに立派なんだからブランドだ」。


そう認識するのは、勝手な思い込みであり、誤解なワケです。



では、「ココは違う」と、消費者に認識してもらうためには?


まずは「独自性、ウチにしかない個性」の追求。
つまり、「ここにいるぞ!」と、「自分の色」をハッキリと出すことです。


それらはどこにあるのか?
その会社の「原点、土台、枠組み」にあります。


たとえば、何をするために会社が存在しているのか?
商品やサービスを通じて、人々に何を届けたいのか?
それを使ってくれる人に、どうなって欲しいのか?
などなど、ベースの部分。


さらに、それらをもとにした一貫性を持つことによって
その独自性や個性、色は、消費者に伝わります。



ボクがよく利用するスタバ。
もちろん、日本のすべての人が好むワケではありません。
「絶対に行かない。」という人もいるでしょう。


それは当たり前ですよね。

みんなが好む「ブランド=独自性、個性、色」なんてあり得ないんですから。


「ウチを好んでくれる人だけがお客さまになってくれたらいい」

ブランドとは、そういうものです。



ではでは、ボチボチ仕事へ戻ろう。

ステキな週末を。