こんばんは。
今日は待ちに待った、乗っ込みのマダイ釣り。
中紀沿岸の水温は20℃近くで安定し、なかなか良い雰囲気。
さぁて、ピンク色に輝く魚体との知恵比べです。
4時30分に出船し、沖へと進む船上。
静かに気合をみなぎらせていると「おっ、兄やん!」。
他のお客から声をかけられる。
「今日もマダイかぁ?」そう話が続くものの、辺りはまだ暗く、だれだかよく分からない。
「うん、マダイやでぇ」と、とりあえず自己流の中紀弁で対応。
「いつもよぉ釣るよなぁ。ハリスは何m?何号?ハリは何?」
と、アレコレ聞いてくるので、ひとつひとつ丁寧に答える。
すると、徐々に明るくなり始め、ようやくハッキリ見えた。
むさくるしいほどの髭面に品格ある顔立ち。
さらに妙にイケてる釣りウェア。
「おぉ、オッチャンかぁ!久しぶりやなぁ!」
と、会話が弾みます。
たしか過去に3~4回だったか、出会ったことがある人。
(たまたま同じ船に乗り合わせたのが3~4回って。
コワいほど縁がありすぎる)
その後もポイント到着までの約30分間、永遠と釣り談義がつづきます。
(ヘンなコトバに妙なイントネーションを使うヤツだな。
自己流の中紀弁だけに、そう思われているに違いない。)
そんなこんなで、いざスタートフィッシング。
しかし、その気合も束の間。
潮がまったく動いていない。
周りのオイヤンたちからも「こらぁアカンわぁ」。
「けっこう上の方までエサ取りがおるでぇ」。
と、景気の悪い声ばかり。
しまいには「ポイントずれとるぞ。いっぺん(船を)入れ直せぇ」と、船頭のせいにする人も出てくる始末。。。
(ボク以外は、みんなイサギ釣りがメイン)
う~ん。たしかに、まいった。どうしようか。
すると、ポツポツとイサギの釣れる歓声?が。
喰いがシブいながらも、徐々に上がり始めます。
それらの声をもとにすると、海の中はたぶんこんな感じ。
底から7mまでは、カワハギなどのエサ取りがメインの層。
その上から25mまでは、イサギがメインの層。
そして、本命のマダイは24mから上にいる。
というワケで、
「24mから上でやって、あとは潮が動くまで待とう」。
とりあえず、この方針に決定。
すると、「24m」で竿先がググっ。
この当たりはイサギ確定→取り込み。
つづいて、1m上げて「23m」。
同じくイサギ確定の当たり→取り込み。
つづいて、「22m」。
仕掛けが馴染んだころ、竿先がフワァ~と上に伸びる前当たり。
まるでサバやカツオ、ハマチなどの青物が出すサインのように。
だけど、いまの時期、それらの魚はココにはいないはず。
そして、その3秒後、「そのとき」がやってきます。
竿先がドスーンと水面へとメリ込む本当たり。
これはマダイで間違いなし。
マダイ特有の「グィ~ン」と竿を引き込む感触を楽しみつつ上がってきたのは、こちら。
もしかしたら、ボウズもあり得るかも?
内心はそう思っていただけに、嬉しくホッとする1枚。
さぁ、つぎも!
と、再度22m辺りに仕掛けを流すも、あとが続かず。
そして、しばし沈黙。。。
その後、潮がようやく白浜方面へトロトロと動き出します。
さらに魚たちの棚に変化が。
エサ取りメインの層が、底から4mの間に下がっている様子。
それに連れられて、イサギがメインの層も30mぐらいに。
ということは、本命のマダイは29mから上の辺りに移動?
そんなワケで「29mから26mの間」に仕掛けを流し続けることに。
これがビンゴ!
「28m」でドカーンと竿先が引き込まれます。
上がってきたのは、こちら。
その後も潮は南へ向かってトロトロ。
魚たちの棚もコロコロと変わり続ける中、マダイを2枚追加。
そして10時30分にストップフィッシング。
最終結果は、マダイ4枚+イサギ16枚。
船を降り「もうちょっと潮が動いてくれれば・・・」。
と、タラレバが頭によぎるものの、身も心も爽快感タップリ。
やっぱり釣りは良いものです。
つぎは本番を迎えたアオリイカかな。