HISも家入一真さんも共感を生み出すコミュニケーション | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは♪


相変わらず冷え込みますねぇ。

小走り気味にホテルに到着です。




       「さぁブログを書こう」



さてさて、なにごともですが
「一方的」より「双方向」の方が望ましいものです。


「自分も参加している」、「自分の意見が反映されている」
と実感できれば、何か楽しく感じられますからね。


また、その主体に対する共感。
そういう感覚も持てやすくなりますから。



さて、この「双方向」を得意とするのはSNSです。


お客さまを巻き込んで、
お客さまにも参加していただいて「一緒に!」。
そういうやり方です。



たとえば、旅行会社HISの「Trip Nation」。
これは消費者の意見を募って、旅行商品をつくる仕組みです。



ざっくりですが、このような流れです。


①消費者がフェイスブックアカウントに

旅行企画やアイデアを投稿。


②「それいいね!」、「行ってみたい!」と共感した他の人が
「行きたいボタン」からコメントをしていく。


③それを参考にHISが商品化する。



JTBも「共感トラベラー」をスタートしていますが、
同じように「お客さまと双方向」を意識したものです。




    「Trip Nation




そうそう。
双方向といえば、少し前に行われた都知事選。


ネットを駆使しボトムアップ型で臨んだ
家入一真さんに注目が集まりました。



従来の候補者のように「私はこうします!」ではなく、
「あなたの意見を出してくれ!」
「あなたの考える政策を聞かせてくれ!」とする手法でした。



結果は?というと・・・
88,936の獲得票。


当選した舛添要一さんに比べれば
「約24分の1」で惨敗なワケですが
「共感して参加した人は、約9万人いた。」
という結果です。




       「ぼくらの政策120」



「双方向のコミュニケーション」。
SNSが得意とすることですが、
もちろん、リアルな場でも同じようにできます。


たとえば、トップダウンのような一方的な指示ではなく、
現場の人の目線、感覚、アイデアを取り入れて一緒に考える。

そういうやり方もできますからね。



いずれにしても「一方通行」ではなく「双方向」。
「一方的」ではなく、「一緒に」。
「ワタシ」だけではなく、「あなたと一緒に」。


共感を生み出しやすいひとつの方法であり、

参加者も一緒になって盛り上がれる方法のひとつでもあります。