こんばんは♪
今日は・・・
アメリカ東インド艦隊司令官、マシュー・カルブレイス・ペリーが
黒船4隻を率いて浦賀に来航した日なんですね。(1853年)
さてさて・・・
この黒船来航から明治維新へ道を進み始めたワケですけど
同時に・・・
自分たちよりも優れている欧米の列強諸国のモデルを
ドンドン取り入れてもいきました。
それは・・・ただ単にマネるのではなく・・・
それらを深く勉強し理解して、
自分たちに合うように手を加え編集してね。
遣唐使、遣隋使の時代もそうですけど・・・
マネした対象よりも優れたモノにできることは
ボクら日本人の伝統的な能力なのでしょう。
ただ・・・いつの頃からか・・・
「自分たちに合うような編集をせずに、そのままマネる。」
あるいは・・・
「深く勉強し理解もしないまま、表面上だけマネる。」
そういったことが多くなったんじゃないか?
とも思うのです。
たとえば・・・
身近なことでいえば、プロ野球。
日本球界も「先発ピッチャーは100球まで!」
なんて言い出してるけど・・・
これはメジャーリーグのように
「中4日のローテンション」の場合のこと。
(1イニング15球、9回で135球が基本)
つまり・・・
「中6日の日本球界」には当てはまらない。。。
だから・・・
もし先発ピッチャーの球数にこだわるのなら
「中6日」で考えないと、効果的ではありません。
こういう事例は、その他にもあります。
たとえば・・・
「選択と集中」。
これは・・・
儲からない商品や事業、人などのコストはバッサリ捨てて
利益に繋がらないモノはドンドンやめていこう!
そう。リストラと呼ばれるモノです。
ではまず、本場アメリカはどうであったか?
その代表格は・・・
なんといっても・・・
GE(ゼネラル・エレクトリック)のCEOジャック・ウェルチですが、
カレは・・・
単にコストカットだけを行ったのではなく、
現在のコア事業(競争力のある中核事業)に集中したのでもなく、
将来のコア事業になりうる「可能性のあるモノ」に集中しました。
言い換えれば・・・
持っている能力やチカラ、魅力、
そして、社員みんなが一丸となって
ガムシャラに取り組めるような将来の可能性を選び・・・
ヤル気がない社員がぶら下がっているモノをすべてを切り捨てた。
というモノでした。
ただ・・・
日本では・・・
「選択と集中とは、メリハリのある経営資源の分配なんだ!」
「血も涙もナイ徹底したリストラによって、アメリカは復活したんだ!」
と、表面的なことだけにスポットライトが当たり・・・
その結果・・・
都合の良い「コストカットの大義名分」になってしまったり・・・
あるいは・・・
「あまり分からないことは、やるべきではない。」
「知らないこと、経験したことのナイことは排除する。」
と、身動きが取れないほど、慎重になってしまったり。
つまり・・・
将来の未知なる可能性ではなく、
過去の遺産のようなモノを選択し集中してしまったワケです。
(実名を挙げて申しワケないですけど)
パナソニック、ソニー、シャープの「次世代テレビ事業」は
その結果の代表例だと感じます。
韓国や台湾との競争の結果は、言うまでもありませんからね。
(2011年度には3社ともに過去最大の最終赤字)
ボクら日本人は、知的です。
なんてったって・・・
お手本をアレコレ編集して
それ以上のモノをつくりあげることができるんですからね!
日本社会全体にも言えることだけど、
ただ単に欧米の流行を追いかけるのではなく
ハングリーさを思い出して、もう一度、伝統的なチカラを活かしていく。
それが必要な時代だとも感じています。