超自己中心的な満足感がイイ!? | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは♪


さてさて・・・
「新・幸福論/五木寛之さん」を読み終えました。



コンサルタント佐藤琢也のオフィシャルブログ
          「青い鳥の去ったあと」




この本を読んでみよう!と、思ったキッカケは
はじめに書いてあった一文にグゥ~と引き込まれたから!



それはコレね♪
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「幸福のイメージは、時代とともに変わります。
 世代によっても違う。

 男性と女性、民族、職業によっても異なります。

 

百万人の人間がいれば、百万通りのちがう幸福がある。


 それを承知で、あえて幸福について
 正直な感想をのべてみました。


 わかっていることは、
 いま新しい幸福観が生まれつつある、ということです。」


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この文章を読んだとき、
ボクは虜になったような気持ちになり・・・


五木さんは「なにをもって新しい幸福観というんだろう?」
と、それを知りたくなったんです♪



ワクワクしたような気持ちで読み進めていくと・・・
「そういうことなんだろうな。」
と、ストンと腹に落ちる一節が出てきました。



それは・・・
「小さな幸福が生きる力になる」
というトコロ。




コンサルタント佐藤琢也のオフィシャルブログ



ここには、こう書いてあります。

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たとえば、好きな曲があって、
その曲を何度も聴くと胸がじんとする。


そんなささやかな幸福感、一瞬の陶酔感といったものが、
人を生かしていく力になる。


あるいは、どこかで見ていいなと思った
絵のイメージが心に残っていて、


風景を見たときに
あの絵みたいだと一瞬思ったりすることとか、


木の葉が散っていくのを見て、
ああ、いま木の葉が散っていくんだなと感じることとか、


生活の中でのちょっとしたことへの愛情、
関心といったものです。


そういうものを、
私たちはつい軽く見てしまうところがありますけれど、


人間の生と死を紡いでいくドラマの中で
困難に耐えさせるものは、そんなちょっとした喜び、


そのちょっとした喜びを感じる感情のひだ、
そういうものではないかと思うのです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


わたしたちにはそれぞれ、好きな音楽があり、
好きな小説があり、この風景が大好きという場所があります。


あるいは、カフェの片隅でコーヒーを飲む一瞬を
愛している人もいます。


だから、私たちは日常の中で自分の好きなこと、
そのことが自分にとってすごく気持ちがいいとか、
自分が幸福感を感じることをもっと大事にしなくてはならない。


そんな小さな幸福感もまた、
こんなきびしい時代に私たちの生きる力に
なっていくのではないかと思うのです。


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たしかに・・・。
大がつくほど納得。


また・・・
なにかホッとするような、
心地良い気持ちにも包まれました。



そして・・・

こういう感情にもなりました。


「大それたことが幸せなのか?」

「人と比べて、豊かかどうか?」

「世間一般の物差しみたいなモノと比べてどうなのか?」



いや、そういうことは大したことではなく・・・



些細なこと、フトしたことから感じること、
自分が心地良く感じれる瞬間、
大切な人がニコっと笑ったとき・・・


そして、生き方という哲学的なこと。



そういう中から・・・


「ヨシ!ガンバロウ!」

と、カラダの中からチカラが湧いてきたり・・・


大切な人や仲間のために

「やってやるぞ!」と勇気がみなぎってきたり・・・



あるいは・・・


妙に心が落ち着いてリラックスできたり・・・

心を満たしてくれるような時間が味わえたり・・・。



そういうことが「生きる喜び」なんじゃないか・・・と。



語弊があるかもしれないけど・・

「超自己中心的な満足感」でイイんじゃないか・・・

とも思ったりします。(ある意味でね。)



また、世の中全体を見渡しても・・・


その人が心地良く感じる幸せみたいなものを
お互いに認め、尊重し合う。


競争じゃなく、共存。


そういった流れが強くなっている。
そういった価値観が幅をきかせてきている。

とも、感じることができます。




この「新・幸福論」という本は、
少し時間がたったのち・・・
あらためてもう一度読み返したくなる本でした。


のちのち読んだとき、
「そのときボクはどう感じるのか?」
今から自分の中で楽しみです。