なんで?と聞いてしまうと・・・ | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは♪

今日は3連休の初日、どんな夜をお過ごしですか?


ボクは、またまた鉄板焼き屋サンで
オムそばを食べてました(笑)




コンサルタント佐藤琢也のオフィシャルブログ
       「なぜか、この間と同じ席だし(笑)」




さてさて・・・


アツアツの鉄板焼きを食べながら
クライアント先のマネージャーさんと
話しこんでいると・・・


「なんで部下は言うとおりに動かないんだろう?」

「どうやったら、動くようになるんだろう?」


そんな話題になったんですね。



たしかに・・・
人を動かすことは、とってもムズカシイ。



ボクも、ものスゴく悩み苦しんだときがありましたよ。
(もちろん、いまでも最大の命題ですが・・・。)


サポートしたいけど、サポートできない。
みたいなジレンマがあったりしてね。


いくらどんなに素晴らしい絵を描こうが・・・
やらなきゃ、絵に描いた餅だからね。



ボクの場合、よくあるケースは、こんな感じです。


一緒にシナリオやストーリーを考えて・・・


よっしゃ~!コレをやっていけばイイんだ!すごい発見をしたぁ!


と、お互い最高のテンション!
相手の目もキラキラと輝いてる♪


うん、絶対にコレはウマくいく!と確信!



しばらくして・・・


どんなモノができているだろうなぁ♪


「どんな感じ♪???」


って聞いてみると・・・

「あぁ~、まだやれてないんですよぉ~。」


しばらくして、また聞いてみると・・・

「すみません・・・まだなんです。。。」



えぇ~~っ


あんだけ盛り上がってたのにぃぃ~~???


やってないぃぃぃ~???



もちろん・・・


できていない理由が知りたいから
できる方法を考えたいから、


「なんで、できてないの?」と聞く。


だけど・・・
その返答は、どうも腑に落ちない。。。


というか・・・

なにを改善したらできるのか?
が見えてこない。


だいたい、こんな感じです。



ところが・・・
あるとき、その理由が分かったんです。


「なんで?」ってコトバは・・・

本当の理由が聞けないコトバ。
相手が心を閉ざしてしまうコトバ。


だから、使わない方が・・・イイとね(汗)


大そうな言い方をしてるけど・・・
臨床心理の先生に教えてもらった受け売りです♪



というのはね・・・


「なんで?」ってコトバ、
言われた人にとっては、あまり印象が良くないんです。



たとえば・・・


「なんで、こうなった?」

「なんで、できなかった?」

「なんで、やらなかった?」


と、「だいたい悪い結果のとき」に使われるでしょ。
だから、なんか怒られているような気がして萎縮してしまうんです。



つづいては・・・


「なんで、ボクの言うことが分からないの?」

「なんで、ワタシの話を聞いてくれないの?」


と、嘆いているようなセリフ。


これも相手にとってみれば、
なんか責められている感じがする。


だから、相手の返答は・・・


「あなただって・・・
 ワタシの言っていることを理解しようとしないじゃない!」


「お前だって、オレの話なんか聞いちゃいないだろ!」


みたいに、反撃されがち(汗)



最後に・・・


「なんで、分からないんだ!」みたいなセリフ。


なんか突き放されているような
冷たい感じがするでしょ。


「分からないんなら、もうイイよっ!」
って言われているな気がね。



だからね・・・

「なんで?」って聞いてしまうと・・・


相手が喋りづらくなってしまい、

本当の課題が、なかなか見えてこない。



じゃあ、どうすれば?
そういう抵抗がなくなってくれるのか?


それは・・・

「なにが?」ってコトバ。



たとえば・・・


「なにが、あなたの障害になっているの?」


「なにが、あたなの問題になっているの?」


「なにが、あたなの邪魔をしてんの?」


こんな具合デス♪



こんな風に聞かれたら・・・

自分の味方に感じるし、

「じつは、コレコレこうで~」
と、話しやすい気がするでしょ♪



怒られているのでもなく、

責められているのでもなく、

冷たくされているのでもなく・・・


「あぁ~、この人は理由をちゃんと知りたいんだな。」


と、素直に思える。



これを知ってから、
ボクの仕事はやりやすくなりましたよ♪


本当の課題が見えやすくなったからね。


それに・・・
お互いハッキリとした課題を共有できるから
同志というか、一体感みたいなモノも感じられたりする。



だから、あなたも・・・


部下の人に対して・・・

お客さまに対して・・・

プライベートでも・・・


ぜひぜひ「なにが?」を使ってみてくださいね♪



ではでは、ステキな3連休を♪

オヤスミナサイ・・・zzz~