お客さまが買ってくれた理由を間違って思い込むと・・・ | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

週末、日曜日の夜。
いかがお過ごしですか♪


明日から仕事の人は、
いろんなことを感じる夜かもしれませんが(笑)
また明日からガンバっていきましょう♪



さてさて、人は「思い込む」のが、当たり前の生き物です。


「思い込み」には良い面もありますけど・・・

「問題点というか、やっかいなトコロ」もあるんですよね。



中でもコレが一番大きいなぁ。


と感じるのは・・・


「経験に対する誤解から生まれているケース」。




たとえば・・・


「お客さまが買ってくれた」という経験がありますよね。



お客さまには・・・


「優れた性能や品質、機能、そして環境面への配慮など」、
そういう訴求ポイントをアピールした。



その結果・・・


「お客さまが買ってくれた。」



「訴求ポイント」は正しかったんだぁ!


と、普通に思いますよね。



でも実際は・・・


もし、こうだったら、どうでしょう?



「お客さま自身が、自ら自分にとっての価値を見出し、買った。」



その価値の中では・・・


「優れた性能や品質、機能、そして環境面への配慮などは
 優先的なことではなかった。」



つまり・・・


「売れたという結果」は同じだけど・・・


「お客さまが買った本当の理由」と「訴求ポイント」は違っていた。



そう、お互いがマッチしていなかったとしたら。。。




コンサルタント佐藤琢也のオフィシャルブログ
  「思い込みは、ミスマッチを起こしてしまう・・・」





なんでこんな風に感じるのか?


って言うとね・・・



商談の場などに同席させてもらったとき、
たびたび出会う場面だからなんです。


営業の方が懸命に話されている訴求ポイントと
お客さまの興味の対象に明かに大きなズレがあるな。


そんな風に感じるケースが、けっこうあるんですね。



でもね・・・


こういう「思い込み」は、とってもコワなぁ、と思うんです。


たぶん、こうなりがち、だと想像できますんでね。


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売上、利益は年々落ちているけど、
商品のコンセプトに共感してくださるお客さまはいるんだ!


売れないのは・・・


営業努力が足りないからだ!


もっと、営業の量を増やすなど努力しろ!!


ってね。


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でも、こうなってしまうと、悪循環ですよね。
それに、スタッフの方たちは疲弊してしまいます。



だからね・・・


買ってくれたお客さまに


「なんで買ってくれたんですか?」


と、素直に聞いてみるとイイと思う。



たくさんの「ヒントや答え」を聞かせてくれる♪
と思いますんでね。



そして・・・


もし、「訴求ポイント」と「買ってくれた理由」が違うのなら・・・


買ってほしいお客さま像をはじめ、訴求ポイント、販促物など、
あらゆることを見直していかなくてはいけません。



とくに・・・

訴求ポイントが昔から変わっていないのなら、要注意です。



でもね、思いますよ。


「お客さまの買った理由」と「訴求ポイント」が大きく違っていた。


としても・・・


それはなにも、営業企画、商品開発などの部署の誤り。

ということではない。


ってね。



ただ単に、お客さまのニーズが大きく変わっていた。


ただそれだけのことですからね。



ちなみに・・・


市場調査というモノはありますけど、
けっして万能ではありません。


けっして正しい答えを出してくれるモノでもありません。



世の中の変化を掴むためには、
お客さまの本当のニーズを掴むためには・・・


必ず現地調査が必要です♪