ウルトラマンデッカー 23~25最終回感想 | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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ウルトラマンデッカー


スケジュールの都合上、遅れ遅れました都合上

23話~25話※ 共に観た感想を久々に終盤3話一挙に更新となります。


※23話更新句切れギリギリでした(^_^;)


最初に観たのが?月なので、実に?ヶ月経過した事になりますが、日が増すごとに自主規制が厳しくなる567禍影響の中、久々に特撮熱が戻る等でお世話になった作品なのは間違いないですが

果たして終盤の感想をどう幕引きとするのやら




そんな デッカーの最終回感想レポート。



まず、23話の感想から語りますと‥


メイン怪獣こと終盤展開を引っ張るラスボスは

スフィアの親玉 マザースフィアザウルス

                      

既にソフビも出てる等、用意周到な程に

作り手の気合が込められた完全新規怪獣。





名前こそ既にネットでリークされつつ

1話の始まりの怪獣にして以降、度々出てる

スフィアザウルスの名を冠してるだけに公式にて公開されるまでは正直、新鮮味に不安要素を感じましたが、いざ蓋を開けたらソフビやアーツマンが見上げる位のサイズ感。


前作トリガーのメガロゾーアが、本家アレンジのリイマジネーションだったのに対し、コチラの方は本家TVシリーズのグランスフィア及び劇場版のクイーンモネラのどちらでもないデザインで、造形自体ラスボス怪獣らしい禍々しさはあるものの全体がスフィア種特有の結晶体を彷彿とさせる神々しさも兼ね揃えたバランスでスペースゴジラ感はあるものの


1話変身して間が無い頃、スフィアザウルスを倒した勢いのデッカーを返り討ちにしたマザースフィア状態からの強さ上、正にスフィアの母こと女王に相応しい印象と派手さも相まって


ネットでラスボスの異名を持つ 小林幸子 

連想したのは気のせいでしょうかね?



円谷イベントショーではマザースフィアの人間体役として交渉をお願いします。

只、この23話におけるマザーの出番はまだ控えでまず前回、アガムスが操るテラフェイザーとの苛烈極めた戦い後

両者共に痛み分けに一旦は終わるものの
意識を失ったカナタは現場に駆けつけた仲間の
リュウモンソウマに正体がバレ

肝心のアガムスは自分の名前とバズド星出身以外の記憶を全て失った前回のくだりから始まり

今回のメインは、記憶喪失となったアガムスとカナタの対話に焦点が置かれ、初登場から正体が発覚するまでの間の時折少年らしさのある純粋さの一方の得体の知れなさと

正体が発覚した途端、復讐者として攻撃的側面が際立ったものの、その復讐者としての記憶が欠如の平和だったバズド星時代におけるアガムス本来の人格を直接対話する事で純粋悪等ではなく

あくまでも守るべき者という共通意識故に、良かれと思って行動した結果、家族を失い故郷が半壊した自責の念で復讐者となった経緯等、正に仲間や家族の居る地球の為に目的に戦うカナタ含めウルトラマンのなっていたかもしれない鏡像として描写されてる辺り

先代デッカーがカナタに託した通り、戦うべき存在であると同時に是が非でも救わなければならない存在として映った瞬間として示唆される

取り調べ室におけるガラス張りでお互いを向き合うくだりから物語って前回、断片的過ぎると指摘しましたがここに来て伏線回収だけでなく

アガムスと最も対話させるのがカナタ1人に絞った意味も鏡像関係を表す意味としても機能されていまし、アガムス役の小柳友さんの場面ごとに変化する役作りに関心しましたが記憶喪失直後のナンデスカ?アナタハ?!とステレオタイプ外人演技も(^_^;)

只、皮肉にもコレがきっかけで封印されていた彼との因縁を再燃させてしまう結果に繋がってしまいますが

ここからの展開におけるスフィア合成獣と化した
ゴモラ・レッドキングにネオメガスとの再戦は
初代マンのジェロニモン回で本当は復活させたかったゴモラ&レッドキングが撮影の都合上実現出来なり結果、下位互換怪獣しか出せなくなったシナリオを今になって復活させてるとも(この強豪2体復活させればウルトラマンに勝てたのかもねジェロニモと描写されてるところも)。


続く25話「夢の果てに」

前回スフィア再生怪獣の総攻撃での無理が祟り
意識を失う程の重体となったカナタ
デッカーの正体を唯一、知って見守るソウマというウルトラマンパワードを髣髴とさせる開幕から
休む間もなくアガムス搭乗のテラフェイザーの奇襲が迫る中、重体の身体を引きずって戦いの場へと向かうカナタにある異変が起こる

前々回から続いたアガムスとの因縁に決着が
描かれる終盤の前座回にしてメインは
アーツにもなりましたテラフェイザー。


TVシリーズの構成及び宿命のライバル設定上、
本家デスフェイサーに姿形は似ても圧倒的強者感を実感させるに至らなかったものの、終盤にてスフィアに身を委ねるある種の課金効果により

ダイナミックフォームでも接戦できる程に強化されるものの本体であるアガムスに正気が無く、背中に繋がれたチューブも相まって用済みとなったマリオネット人形を髣髴させる様は正に 

悪魔に魂を売った男の成れの果てとして描写されこれまで復讐を支えに行動してきた筈の負の念すら感じられない程までに自分を見失う虚無状態
(ネットスラングでアヘムスと呼ばれる悪意)。

アガムス同様にスフィア侵食される自身を引きずってまで、テラフェイザーと戦いつつ抜け殻と化したアガムスに呼びかけるカナタの必死の想いが最終的に光線の打ち合いで表現されるも

直後に怪獣として具現化されたマザースフィアが地球に降り立つ等、ラスボスならではの絶望感が頼りの先輩であったトリガーを返り討ちにしたりこの後に起きる展開から明らか

その流れにおいて、完全な形ではなかったけれども闇底へ堕ちたアガムスの魂が救済される形にはなってる辺りカナタに希望を託したともいえる。

多分に思うに、前作トリガーにて共通点のある
トリガーダークことイグニスを本来はこう描きたかったんだろうと思いますが(^_^;)


そして最終回 「彼方の光」

地球に降臨したマザースフィアザウルスが前作のキーであったエタニティコアの力を吸収して更なる脅威となる中、僅かな突破口に掛け仲間たち全員で決戦に挑む、デッカーの物語を締め括るに良まとめられたクライマックスでした。

因みにエタニティコア自体、今作では控えめにされつつ一応前作との繋がりを示すキーの伏線はヤプール回でケンゴがスフィアに捕獲された際に記憶を覗かれてソレ見て「何や地球にこんな財産眠ってたんかいな?!よっしゃ頂きや」みたいな感じで狙われる あんだけ地球からエネルギー吸いまくったスフィア側が知っていなかったと若干、間抜けに感じつつも

劇中スフィア側の口から初めて星々に侵攻する
動機が語られるくだりも意思疎通が一切不可能のスフィア元来の無機質的恐ろしさの軸は最後までブレずに描き、和解の余地のあったアガムスと対極としても機能される

要するに本作におけるスフィアは時代の歴史上、
何度も降り掛かって来た 厄災 として描写され
元々、怪獣も災害という抗い様のないメタ的存在なのはウルトラマンが出る前のウルトラQで示唆されていますが

現実の時勢上、スフィアに該当する厄災を心当たり次第で何でも当てはめられる程、実は本家よりもリアルな存在で行く行くは抗い様の無い滅びに発展するであろう時代の波に対し

カナタが初めてデッカーである事を打ち明ける
場面は、前作では「うん、そんな気がした」と当時のリアルスフィア禍の撮影都合上、周知の事実だとしても視聴者目線には実感させづらかったチーム物感を形にしており

一応、これまでも仲間と共に戦ってきてはいるがウルトラマンとしての周囲に秘密を抱え、最前線で負荷を一番に背負ってきたカナタを知ったからこそ改めてチーム一丸となって決戦へ向かう等

前作の様に、最終決戦用フォームは登場せず
通常フォームのデッカーを筆頭に仲間達それぞれバックでフォローしながら道を切り開き最後は厄災こと時代の波を象徴するマザースフィアに挑んでいく様は挿入されるOP「wake up DECKER!」の青春物的雰囲気も相まってチーム要素にシフトさせた決戦シーンで

前作主人公のトリガーことカナタとの共闘も間接的に控えにしたのも良かったし、ハネジロー操縦のテラフェイザーも久し振りに見れたのも




只、唯一惜しい点もいくつかあり

567禍前なら掘り下げたかもしれない、民衆こと
守るべき街の市民が最初は頑張って映していたけども終盤に行くに連れエキストラ大量投入が自主規制により出来ない為、スフィア侵食による民衆達への影響や被害がどれ位にまで広がってるのか

一応、前作トリガー終盤みたいにせめて応援する感じに出来なかったので伝わりにくさもあるし
今作で一応、提示されていた人類同士の思惑含めた考え方のバラバラ問題等、一応スフィア側に一理ある部分に対してどう向き合っていくのかや、
結局デッカーとダイナとの関係性について有耶無耶にされた感は否めませんでしたが

ネックはここに尽きるであろう

商業的観点の都合上、仕方の無い事ながらこの後続くデッカー劇場版が後日談とTV本編が続いてる最中に前もって告知してしまった点で

どんだけ絶望感を振り撒こうとも「でもどうせ皆助かるハッピーエンドでしょ?」と公式によるネタバレ効果で終盤時のハラハラ感は半減※してしまってる感は否めず、せめて本編の合間の時系列に配置するか最終回後に初めてストーリーを明かすライダーシリーズと同じサプライズとして控えて欲しかったやも。

※似た話、海外ドラマ「ウォーキングデッド」も
スピンオフ告知して役者が苦言を呈した件を思い出させる。

あと後々、振り返ると前作と共通する
過去怪獣出し過ぎ問題は今作も見受けられソフビで遊んだ夢の組み合わせが映像で見れるファンサービスとしては良いですが中々、新規怪獣だけで作るウルトラシリーズは時代の流れ上、難しいのかな?と思いましたが

只、今作は再登場させた怪獣の持つ個性や魅力を物語のドラマに掘り下げさせたりスフィア合成獣として上手く絡めたりしたのでZでピークに感じたトリガーの反省を活かせてると言えましたが

‥個人的に本家でインパクトの高かったガラオン及び愛すべき三馬鹿ことミジー星人も出して欲しかったよ(クロニクル総集編でマルゥルやハネジローとの絡むワンチャンあるやも)。

後、更に振り返ると随分前にカメヲ登場の
ガゾートって結局どうなったの?仕舞いだったりと一部、共存をテーマに含めてる本作なら面白い絡み方も出来た筈感も、モヤモヤもありますが

リアルスフィアこと567禍影響でクオリティがどうしても縮小される傾向にある中で、テーマ的にもエンタメ的にも本家ダイナとは違うアプローチを示した作品であるのは間違いないので、劇場版は観に行けないけどDVDソフト化されたらトリガー共にまとめ観る予定であります。



後、ついでな話。

今後の展開どうする?問題。

劇場版の最終章は控えてるもののウルトラシリーズ自体、今後も続くので次回作をどうするのか?

前作含めティガ ダイナ ガイア と続いた
平成マン3部作の流れだとガイアのリ・イマジネーション版をしそうっぽいですが、トリガーの最終形態の色合いと被るので多分無いだろうし、過去怪獣出すスタンスのままだといくら姿形が似てるウルトラマンでも本質とズレていくしZでピークを迎えてる為、完全新作をやっていくしかない問題も理想としては難しいのかなと邪推。

コスモスは今の時代と合ってそうながらあるフォームのネーミングがアレルギー反応を示す為、多分無いと見たほうが推奨ながらも

メタ的に今後もグッズとして玩具を売っていかないと行けない為、近いうちにまた発表があるだろうという事は確かですが‥

ワンチャン ゼアス3 待ってるの自分だけっすかね(^_^;) と結論で
締めさせて頂きますm(_ _)m