デッカー 5話感想 | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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ウルトラマンデッカー 

第五話 感想話。


今回、昭和セブンを象徴エレキングの登場回…であると同時に飼い主たるピット星人も。


前回呟いた件ですが、今回の話を観て改めてSwitchゲーム「ウルトラ怪獣ファーム」を連想させる要素を深めた、今作エレキングは原典の様な悪役ではなく、ピット星人のペット怪獣としての側面に焦点を当てられたエピソードに仕上がっていた点に注目した所でした。


スフィアにより結界が地球に張られた影響下で

宇宙進出が発展した中、地球圏を離れてる人々だけでなく異星人も故郷に帰れなくなってる状況の深刻さは他人事とも言えない現実世界の鏡像としてピット星人側の事情やそれに関わる事になる、主要人物キリノイチカとの交流等、世界観だけでなく彼女のヒロインとしての人物像に掘り下げとしても機能され


前回すったもんだに巻き込まれた温泉屋の主人の件等、特撮ヒーロー物としてメインたるバトル場面に挟んだ従来のドラマ要素を少しずつ取り戻してる印象で、今回主要人物以外のゲストことサブキャラとの絡み等が描き込まれたのは久しぶりの印象でした。


ソレ等もさることながら、一番興味深かったのはエレキングをここまで可愛く見せた点で…というのも、元のエレキングは昭和の勧善懲悪における侵略を目的とした敵怪獣でしかなかったので


最終的には首チョンパから噴水の様に切断面から血が吹き出す描写は今では考えられない洋ゲーでいうとこのモータルコンバットに通ずるフェイタリティ描写がトラウマ要素強めでしたが(^_^;)


頭部が見方によってはああいう種類の犬🐕にも見えなくはないペット怪獣ならではの特徴的な造形だったので、飼い主たるピット星人の動きを真似したり無理ある姿勢にはよろける等、シュールながらも愛嬌良く描写されていましたが


人間サイズで街中歩いてる姿を想像すると

どうしても怪獣散歩や怪獣酒場等といった番外編を連想させる描写には草が生えたり(^_^;)


勿論、ただ可愛いで終わる訳はなく

環境上&ペットあるあるの両問題も相まって

暴走していくエレキングの描写に原典たる昭和オマージュが散りばめられていて


カードでセブンのカプセル怪獣を召喚できるという事で、当然ミクラス対エレキングの構図を令和の時代で改めて描くも設定上カプセル怪獣の戦闘力は時間稼ぎ程度でしかないので、あっさり退場となるのも最早ご愛嬌(^_^;)


湖を舞台とした戦闘も原典のセブンからですが

一応水辺という事で電気属性のあるエレキングにとっては得意フィールドなので、水に濡れたデッカーを放電して見せたり、夜をバックに戦う様等ウルトラマンタロウにおける再生版のオマージュも感じさせますが


少しだけ大きくなった幼体の大蛇みたいな可愛さよりもグロテスクさが勝る造形はPS2ゲーム「ファイティングエボリューションリバース」が初出のEXエレキングを彷彿させました。


前々回のゴモラ時に続き新たに覚醒させる

ミラクルタイプは元の超能力を反映してか、物理的技を使わず、隔離された特殊環境と誤った教育により実質被害者でしかないエレキングをあるべき時間に巻き戻して沈静化する描写は


フォームの色合いからウルトラマンコスモスを連想させましたが、ゴモラ戦の様に今回スフィアがエレキングに憑依して変異させる様な展開にはならなかったので、現状スフィア化した怪獣を救う手立てはミラクルでも難しいのかなと思いましたが話の顛末上、正しきペットの飼い方を改めて終わるくだりは最初に上述しました「ウルトラ怪獣モンスターファーム」への宣伝を意味してるやも


その証拠としてパッケージ版早期特典に

専用のウルトラディメンションカードが付属される件から明らか





あと気になった点といえば、今回エレキングが

暴走するきっかけとなったのは餌の与え方によるところもある一方、地球の特殊環境で急激に成長した件では世界観が前作トリガーと共有なので


エタニティコアによる所が大きく、一話のスフィアザウルスもエネルギーを吸収しようとした描写がありましたが、今作ではエタニティコアの単語が未だ明言されていないところで


前作ではアレを巡って闇の巨人やキリエロイド

果てはアブソリュートタルタロスといった招かれざる客が来るきっかけとなったので


トリガーから数年後の今作では恐らくエタニティコアに関する情報は封印して旧ガッツメンバーにしか知らない様にしてる説も濃厚ですが、逆にスフィアの目的にコアが関与していたら、物語上の何処かでエタニティコアに関する決着をつかないといけない筈ですが、たぶんに来年ガイアをリ・イマジネーションするとなるとかなり先の話となりそうな気も多分にあるやも


そんな次回の六話は総集編が早くも来るあたり

コロナ禍における撮影環境の厳しさを物語るのでひょっとしたら今回久しぶりにクオリティ高いと感じた5話目でピークの可能性もありますが、適度な距離を持って見守っていきたいし、何よりマルゥルが本編より早く帰ってくるので(^_^;)