語 でんぢゃらすリーマン | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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月刊コロコロで連載中の人気漫画
絶対絶命でんぢゃらすじーさんの大人版というコンセプトでコロコロアニキで連載中のでんぢゃらすリーマン。

大人向けのじーさん=でんぢゃらすリーマン
=危険なサラリーマン

じーさんと付いてる時点で定年じゃんと
突っ込みは置いといて…

大人の世界で勤しむキャラの絡みについてレポートしていきたいと思いますm(__)m

アニキ版連載まで




因みに主人公は本家同様のじーさん。
初見ブラレ版コロッケ並みに見た目が妙にリアル寄りながら本来の頭身にしょっちゅう戻ったり
(本家の頃からしょっちゅうやってたわ^^;)

単行本のオマケでも触れられてる通り
アニキ!本誌での連載開始となった経緯は
最初は正式な形ではない不定期な形でのスタートで本来はアニキ共々一回限りみたいでしたが

正式に続く事が決まったと共にリーマンの正式連載も決まったとコロコロ本誌で連載してる本編と同じスタート。

本家同様にナンセンスギャグを踏襲しつつ
具体的にアニキ仕様でのやろうとしている
ジャンルの要素は…
 
サラリーマン漫画

サラリーマンが主人公といえば
金太郎や美味しんぼ等がありますが

正規非正規に関わらずどんな職種であれ
日常で働く社会人描写を如何に読み手に共感させる事が目的の大人向けジャンルで子供には共感というより職種って大体こういう感じなんだよのイメージを与える事にも機能しており

基本は理不尽な人間関係に振り回され挫折しそうになっても挫けず立ち向かう主人公の不屈の精神に感情移入させて引っ張っていく

同ジャンルで好きなのは実写ドラマの方ですが 働きマン
結果よりも努力の過程が大事なんだ!がテーマの
敢えての負けの美学を描いた 明日があるさ 
(一言で例えるとロッキーの社会人版)

等の作風があれば忙しい仕事模様をコメディ要素を足して皮肉に茶化したギャグ路線のスピンオフパロディ作品もあり

好きなのは ガンオタの女(ガンダムオタクのエリート女性社員が主役の漫画)
野原ひろしの仕事の合間での食事を描いたグルメ漫画のクレしんスピンオフ 昼メシの流儀 も好きですが(実際食べに行きたくなるのよ)

ギャグ路線系ではスピンオフ等のパロディ方向が多くどのストーリー作品にも含まれたりと

本家でヒーローだったキャラが社会の世界では
苦労するジャンルでいえば

ウルトラマングラフィティ

もうヒーローではなくサラリーマンだったら?を描いた哀愁あるウルトラマンのコメディOVAアニメが今はようつべ等で見れるので機会があれば確認をおすすめしますが(^_^;)



下ネタおふざけは通用しない?
現実との壁に挑むギャグキャラの苦難

でんぢゃらすじーさんといえば
下ネタ含めたくっだらないギャグをガンガン連打していくカオスな展開が魅力の赤塚、漫★画太郎作品に近い作風で

勿論、好みは別れそうでしょうが
ギャグ漫画ならではの縛られない自由奔放さが特徴で何でもやるという作者の気力さや未だ支持する声もあって現在も尚コロコロの看板キャラになってる本作で

以前レポートで忘れていましたが
百ページ近くの長編物も掲載されこれは普段の
日常ギャグから割りと真面目な話にチャレンジ(銀魂や長編ドラみたいな物)して曽山先生自身も楽しんでやってる辺り気力凄いなぁと関心も(^_^;)

そんな今尚連載中にも関わらず
大人向けコロコロのコロコロアニキ!(10数年前の卒業した読者向け)向けに…

もしもでんじーが社会人だったら?
でんぢゃらすリーマン 別名危険なサラリーマン

基本、本家同様ナンセンスギャグを踏襲しつつもコロコロでの子供(どちらかというと男の子)向けのギャグ漫画だから許されていた事であるが

現実にもしギャグ漫画のキャラが実在するとしたら…バカだろコイツ

…とサラリーマン版じーさんが上司に
皆まで言わせるなアイテム…排便物を出すと皆からドン引きされ案の定「病院行きたまえ」と言われる思ってたのと違う展開に戸惑いながら悪のりを貫けば貫く程どツボハマっていく不器用。

本家が子供向の漫画だから賛否はともかくまかり通った事が大人向けアニキ=リアル(一応)路線では一切通用しない

フィクションキャラが現実との壁に苦悩をする。

何でもできるヒーローと思ってた筈が空も飛べないただの玩具だった事にショックを受けるトイ・ストーリーと同じ話で

同じアニキ内でスーパーマリオっさんという
マリオくんが名前通りおっさんになった特別編も掲載。

コチラではマリオくんというより年代過ぎても長期で漫画家業を続ける辛さを知る作者、沢田ユキオ先生自身の心の叫びを訴えたメタ的な回もありましたが

コチラだと以前より厳しい舞台でそれでもくっだらないギャグを通す苦難。

一見コロコロ本誌とやってる事が変わらない様に見え実は大人向けアニキ誌ならではというべき

無邪気な子供で居れた学生時代から厳しい大人の世界を生きる読者と同じ視点の作品と言え

子供時代なら通った事が社会では通用しない
…それでも如何に自分という概念を通すかが問われる

ギャグ漫画だけど大人になった社会人視点で見ると意外と考え深いものがある路線変更といえます。

…といってもおおよその要素的には
本家と同じ様でより際どくなったギャグ等はちょっと皮肉を感じさせますが^_^;)


フィクションな様で実は皮肉?
あるある社会人ネタ

基本、本家コロコロでやってる事は変わりませんが一応大人向け漫画というテイスト上、描いてるのは前述したコメディ路線でのサラリーマンならではの…

よく考えたらそれって現実にある事じゃんと
皮肉を効かしてる人間社会のあるあるネタを描き

例えば上司の🍻飲み会や残業を強要され
早く帰りたいみたいな事を心の中で呟く等

私自身、正規じゃなく非正規の方ながらも
月に一度夜遅くに会議への参加や不定期に飲み会に誘われ内心はノリ気じゃないんだけどしゃあねぇな…いや しょうがないよね…(^_^;)

そんな気持ちが一%あればあるある!と共感
ナンセンスギャグがメインの本誌とはまた違った試みがあります。

因みにオマケ漫画でも公言してますが
曽山先生自身サラリーマン経験はないらしく
中で描いてる社会情勢も一部記号でしょうがその割りには的を当てる物もあり痴漢や風俗等本誌ではアウトであろう際どい表現を描き現在出てる最新話では…ローションとか出てきてますからね

表現としてはコンビニ本でも紹介される
赤塚不二夫作品特有のヤバイ描写に近くなってる印象(^_^;)

因みに本家でよく天国行きや漫★画太郎を彷彿させるリアル顔オチになる事が多くありましたが

今回は、逮捕という本家の方でもたまにやるオチがよく見ますが曽山先生曰く

逮捕で笑う …とある種の人間観ですが
実際不祥事で逮捕関係のニュースで盛り上がってる動きが一部あるらしいのでそういう事なんだろうなぁ…







個人的に一番シックリきたコマ。



実は本家よりまとも?キャラ達


でんぢゃらすリーマンは本家では
唯一のツッコミ役の孫以外が全員おふざけの狂人
でしたが今作、一応リアルな社会を描いてる体で
本家と違って割りとまともなキャラが出てくるも時折じーさんをもどん引かせる趣向を持つ上司の部長等いますが

今のところじーさんと部長二人のコントがメインでどっちがボケでツッコミか解らなくなる本誌と違った組み合わせながらたまに一癖のあるキャラもありつつレアと感じたのは




でんじー初の女性キャラ。名前なしモブで終わるのがもったいないくらい貴重かもね^_^;)




じーさん以外にはゲベや校長がリーマン仕様になって登場して一見するとブラックレーベルのコロッケ以上に面影があまりないデザインで
特に校長は最初ホームレスにする予定が流石にそれはマズイか人見知りだけど腹黒い後輩キャラに留まったとか(当然校長じゃないのでこちょた君に改名されてたり)

いまのとこコロッケ!の様にレギュラーキャラはあまり出てきていない印象なので最強さんがもし社会人だったら…世界観壊しかねないけどそれぐらいのはっちゃけで見てみたかったりちゃむらいやりゅぬぁってゃ等の邪に移行してから一切見なくなったキャラたちもこの仕様でみてみたいとこ(多分ちゃむらいは引きこもりでしょうが(^_^;))


あと見も蓋もないことを言うと

結局のとこ人気あるの?ないの?問題

本誌の方ではタイトル交えど未だ続く程の人気を維持してるでんじーですがアニキでのでんリーはというと昔ジャンプで連載していた「ピューと吹くジャガー」並みに端っこでひっそり連載しておりアンケート的にも苦戦してる印象が拭えませんが

アニキの読者層はコロコロ卒業して大人になった世代が多い事を踏まえると路線変更前のでんじーを知ってる読者が多い筈なので初期の頃への思い入れかマンネリでの飽きが結果的にネタにもしてる可もなく不可もなくのステータスですが





3DSのモンハンxxではアイルーの装備として
登場してるので全く人気がない訳じゃないよと
フォローも出来ますが

折角大人向けで本誌よりも際どくしてるんなら
もっと際どい危ない でんぢゃらすな表現をしても個人的に良いとおもいます。

それは何なのか 本作が決定的に足りない物は
コロコロアニキの良い所はコロッケ!ベイブレードやひかわ博一版星のカービィ等卒業世代に懐かしの作品をもう一度読める事ですが

でんじーに関しては今尚続いてる事もありますが
実はやってる事自体は続編という体でやってる
「蛇」と「なんと」でやってる事が実はあまり変わっておらず初期シリーズより丸くなってるあれのままなのですね

ではどうすべきかというと…

原点に帰る

それは連載を終わらせてとっとと帰りやがれ的な事でなく連載初期シリーズで貫いたリアル顔やファイナルディスティネーションの様な際どいくっだらなさを極めた頃の表現をアニキだからこそするべきで恐らく読者的に本作で求める物があるとすればコレに尽きますし

何だったら世界観的により漫★画太郎ばりのヤバさを越える勢いで作って欲しいのですがコロコロ本編で複数描いてる等、スケジュールのハードさもありますが 尖ったじーさんを甦らせてほしい

自覚は一応あるのか
コミックのラストに顔どアップでじーさんが
面白い台詞を発してますが

いくらなんでも

そんな事言っちゃダメー(*_*)

…と言いたくなるとんでもない発言がありますがそれは実際に単行本に目を通す事を推奨

ラストの台詞が現実にならない様、アニキと共に推しの作品を見守っていきたいそんな語りでした。