幻肢痛日誌17 種の八 | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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ゲームや漫画の紹介又は語ったり、時には実験したりラクガキしたりと…

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それでもよければ是非
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前回、第三の英語株の発症を悟り
クワイエットは去った
これによりバディからも姿を消し
PWのパスがストーリー上から退場しても
ゲーム上からいなくならない様な御都合主義があるわけも亡く姿を消したのだった。

小説版ではその後の展開ありで死亡、
しかし小島監督曰く「あの時点では死んでいない」。それを聞いた著者はこう語る

「もっと早く言ってくれよ!」

因みにミッション11静かなる暗殺者を
7回クリアしてからもう一度クリアすると
帰ってきました。







スカルフェイスの驚異は一応終わった
しかしまだ戦いは終わらない。
いつ終わるとも知れない戦いのさなかに
進むダイアモンド・ドッグズ

…何か大切な事を忘れている気がするが
気のせいだろう…
そうだ気のせいだそうに違いないDLCによる追加ストーリーがつくという知らせはないのだから


…何でこんな思考となるのか…
頭の角が頻繁に痛むのだ最近、とにかく
医療班に看て貰わねば…医者はどこだ?
あてもなく探し回って中に入る



先客が居るようだがスタッフではない
しかしその顔を見た時目を疑った
まさか…





パス

何故彼女がここに?確かあの時…

「そう、彼女だ」

いつの間にかオセロットとカズが入ってきた。

あの時彼女は爆発した筈

「解除したろ?二つとも」とカズの言葉に
もう一度9年前を回想する


チコとパスの救出後体内に爆弾を埋められ
摘出した…それからヒュ…眼鏡との通信後

「何かおかしい、もう一度やろう」

幾らなんでも呆気なさすぎる
奴らがこんな簡単に事が上手く運ぶなんて思えない

パスの体を念入りに検査するも爆弾が
入りやすいような部位は見当たらない…



あるとすれば…女性にしかない場所
メデイックが戸惑うも状況が状況
今更モラルなどにこだわっていられないと決心し決行そして摘出された。


爆弾はもうない…そう説明しようにも外に
XOFのヘリがコチラに狙いを定めている
視線を外している間に落下するパス

そして対空砲が放たれ被弾しそのまま…





回想を終え

上空から海に投げ出されたのにも関わらず彼女は助かった。しかし壮絶な経験から隔離性同一障害を発症しスパイの記憶は消え
16歳の平和の使者と思い込んでいる状態だったという

しかし何故そのことを今までスネークに
黙ってたのか、そのことに関する言及は特になかった。


自身の1974年に関する記憶以外聞こえないそうなので9年前の事件から生き延びた
仲間の持つ写真なら記憶を取り戻せるかもしれない、そう期待を込め順番に写真を見せ思い出を語るパス


「ニューク(猫)は今どこ?」
「ガルベス先生は今どうしてるかな?」
「チコは?」
「ストレンジラブは?」
「アマンダやセシールは?」

帰国した二人以外全員海に沈んだ
…そんな事すら言えずただ黙るボス

その度頭痛を訴えベッドに横になるパス

復讐を果たした後仲間を失い、クワイエットも去り(8回静かなるクリアで帰ってきたけど)失う事が多くなったが

パスが居る
まるで思い出の中に居るかのようだが
彼女が戻ってきてくれたのならばそれで良かったのかもしれない…

ある程度写真を渡すと手に入る彼女の日記の内容はもしパスがスパイではなく純粋な少女だったらを悟ったような内容で

pw時とは違った様子でまるで彼女が最初から望んでたような日記だった。

ある日パスの部屋に訪ね呼びかけるも
返事がなく上の空だった。
いつの間にかオセロットが説明に入る



ミラーが爆弾をしかけたスカルフェイスの死をパスに伝えてから様子がおかしく
9年前塞がった筈のお腹の傷がまた開いているのだ

医療班でも解らずパス自ら自傷行為をしているとしか考えられなかった。

これ以上彼女の記憶に触れない方がいいのか悩みながらも引き続きパスに写真を渡し徐々に記憶を取り戻していくが…





パスの部屋の手前に貼られてる一枚の写真には「モルフォ蝶」が写っていた
貼ったのはパスなのだろうか?

そう聞こうと部屋に入った時だった
 

パスが背を向け何かしている

スネ「…パス?」



「…来ないで…」

近付くと腹の傷口を開き手を突っ込んでいるのだった。

「爆弾は…もう一つ」


まさか記憶が?爆弾はもうない
そう伝えようにも絶叫を挙げながら傷口を抉る彼女の姿に何も出来ないスネーク







そこからでてきた目を疑う光景
除去した筈の時限爆弾が再びその姿を現したのだ。

そして力尽きた様に爆弾を抱えたまま
倒れるパスにスネーク手を伸ばす

まるで9年前の悲劇を再現するかの様に



爆弾は爆発し世界は爆風に包まれた
最後に見たコチラに飛んでくる爆弾の破片




気が付くと医療施設の真上に居た
パスはどうなったのか周りを見渡すと
壁に描かれたピースマークとモルフォ蝶が
飛んでるモルフォ蝶を掴むも最初から居なかったかのように壁のマークと共に消えていった。


オセロットは言った。
自身の頭に刺さった破片の影響で

存在しないはずの者が見えると

そう 9年前の爆発でパスはあの時点で既に死んでたのだ

スカルフェイスが仕掛けたもう一つの爆弾に気付けなかった己の無力さに…

その罪の意識が彼女がまるで生きているかの様に幻視をヴェノムに見せていたのだ
あの場のカズやオセロットも辻褄を合わせる為の幻



その現実に気付き空を見上げもうこの世に居ない彼女の名前を小さく呟いた



パスの最後の日記は彼女の残留思念がヴェノムと協調した事を悟ってる内容で

それはビッグボスであるネイキッドというより違う誰かに当てたメッセージ

その「彼」に最後の想いを伝え
幻視としての自身は消滅する。

パスの遺したメッセージは自身の存在に疑問を持たせた
男は自分自身が何者なのか鏡に向かい原点へと戻るのだった。

次回種の最終回に続く