語 マレフィセント | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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ゲームや漫画の紹介又は語ったり、時には実験したりラクガキしたりと…

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映画マレフィセント公開時に観に行ってか
感想を書きそびれ気が付けば年末直前に
後出しじゃんけん的に語ります(^_^;






マレフィセント
主演 アンジェリーナ ジョリ


ディズニーアニメの名作「眠れる森の美女」に出てくるディズニーヴィラン(悪役)魔女
マレフィセントを主人公にしたダークファンタジー
何故彼女がオーロラ姫に呪いをかけたのか真相が明かされる。


元のディズニーアニメの眠れる森の美女は
小学生の時に観てそこに出てくる魔女
マレフィセントは今までみたディズニーヴィランの中ではインパクトと威圧感が凄く
特にクライマックスで高笑いを挙げながら
黒いドラゴンに変貌するあの展開は本当に恐ろしく感じる悪役らしさが出ていてディズニー悪役ではお気に入りのキャラです。

ディズニーとスクエアのコラボ作
キングダムハーツにもマレフィセントがディズニーヴィランを率いるボスとして登場してましたが2の後半からは味方寄りの面が増えたりと
ちょっとタイムボカンのドロンジョ一味っぽくなったりもしました

そんなマレフィセントの視点に当て
新たな眠れる森の美女の実写ですが

結論をいうと…

プロローグ序盤は良しでもそっからは…(´・_・`)


序盤の子供時代マレフィセントや魔女と呼ばれるまでの経緯はなる程ここからどう展開していくのだろうと期待していたんですが

結果なあなあなのが拭えなかった。

というより全くの別物


例えば悪役キャラクターの視点に当てそのキャラが何故本編のような悪役になったかのエピソードを描き真相を知ってから謎が解けるのと同時キャラに対する印象も変わり後に悪役になっちゃうキャラが本編通りの結末を迎えるので非常に感情移入して悲しくなっちゃう

つまりバッドエンドは避けられない



というのが正解の筈でマレフィセント予告観た時上記の様な展開になっていくんだろうなと思ってたんですがやはりディズニー映画なのか何にでもハッピーエンドにしたいのかと確信した

この映画マレフィセントはオリジナル以上の名作になる可能性はいくらでもあったはずなのに
後半からどうしてこうなっちゃうんだろう
本当にディズニー映画なのか正直疑っちゃいました(;゚д゚)

これからダメな所を上げていきたい

ダメその一

元のヴィランであるマレフィセントが主役なので今回オーロラ姫の父ステファン王が悪役
子供時代のマレフィセントと後の王となる少年時代のステファン王と出会い

最初は仲が良かったのに時間がたつにつれて
疎遠になり大人になったステファンが王の命令でマレフィセントの暗殺を命じられ薬で眠らせて最初はマレフィセントを殺そうとするんですがそこでステファンが躊躇する描写があり
ステファンの中にマレフィセントへの愛があったのではないか思わせる描写ですがそれでも
王様になりたいステファンは殺しはしなかったものの翼を奪うという酷い事をして
マレフィセントは愛というものを否定して魔女になる

このマレフィセント暗殺を躊躇する部分は
真実の愛への重要な伏線になるはずだったシーンだと思うのだがそれが回収されることなく
最後までステファンは悪役のまま顛末を迎える事になるのは×

クライマックスのステファン王は完全に
アイアンマン2のアイヴァン・ヴァンコでした

ダメ 周囲のキャラ改変


主人公がマレフィセントで彼女とオーロラ姫との関係を描こうとした結果 周囲のキャラとの
描写も確実に変わっている

特に3人の妖精、元だと本当に可愛らしい
お茶目なおばちゃんで3人が不器用ながらも
オーロラ姫を育てるシーンは観てて楽しい物だったが本作ではそれを微塵にも感じさせない
やりとりとか完全に踊る捜査線に出てくる
スリーアミーゴそのもので笑えるは笑えるものの実際に居たら腹が立ってくるキャラに改変されてるのが×てか改悪としかいえない

元ではヒーローだった王子様も
単なる童貞にしかみえなかったのも残念
オーロラ姫と結婚させるためにたまたま拾ったお見合い相手で元ではキスしたら目覚めるけど本作では王子だと目覚めないから
はい!お前だめだから退場ね~でラストで
いつの間にやらオーロラ姫と並んでる辺りとかは繋がりがないから杜撰そのものでした



オーロラ姫の描写とかも本当に申し訳ないけどマレフィセントの魔法の影響かもしれませんが頭の可笑しな痛いアホの子にしか見えません
これはどういうことかというと宇多丸師匠が言ったとおりマレフィセントの故郷ムーア国に連れてかれるくだりがあるんですがグロテスクな生き物がいっぱいいるしいきなり知らない所にいるソリッドシチュエーションなのに

「不思議な国ヾ(o´∀`o)ノ」

せめて驚けよ!観てるこちらが驚いたわって
あとは王様の所にいって私娘よ!や自分に呪いをかけた張本人のマレフィセントを一回は拒絶するのにベッドで目覚めたらもう和解 早!!

怖い…怖いわこの娘
(;゚д゚)


マレフィセントも赤ん坊オーロラの顔みて早くも癒やされちゃうとか抑圧的な印象しかない


あと何より今回一番の被害者だと思うのは
肝心のオーロラ姫の母親ですね

だって生まれたばかりの娘と引き剥がされて
夫はマレフィセントへの復讐心で一杯になって今回一番重要な人物として描かなくてはならないのはこの母親のはずなのに結局心を病んだまま死んだと台詞上で処理されちゃう 


でも序盤までは良いんだけどね
アンジェリーナジョリーが呪いをかける場面は迫力ありました

ではどうしたら良かったのか これは簡単で

原作通りマレフィセントは王子様に倒されるにしておけば良かったと思う

なこで

結末はこうであるべきと勝手に考えたシナリオ

序盤のマレフィセントが呪いをかけて
復讐心に囚われた王様が娘を妖精に任せる間では本作通りでよくて

3人の妖精がマレフィセントと敵対する関係になったのは魔女になった彼女が魔法で故郷を恐ろい原作通りの姿に変えたからマレフィセントと敵対するようになったにする

3人の妖精もあんなスリーアミーゴにするんじゃなくちゃんと不器用なりにオーロラを育てるキャラにし食事の材料が足りなくて困った~どうしよもない時にマレフィセントが助け船を出す
その理由は3人の妖精がハナから頼りないことを知ってるのとオーロラが餓死するようなことがあれば復讐にならないし魔女としてはステファンの悲しむ姿をこの目でみたいからで
最初は高みの見物をしながらオーロラの様子をみていくが成長するにつれてマレフィセントの存在に気づき母代わりの3人の妖精の他に見守ってくれてるんだと確信しマレフィセントに会おうとするとマレフィセントはその場から姿を消す。
 

最初はオーロラを避けていたマレフィセントは
とうとうオーロラと偶然対面してマレフィセントは彼女を魔法で眠らせてムーア国に連れて行きオーロラを怖がらせる。目が覚めたオーロラはさすがに怖がるが同時に変わり果てたムーア国が恐ろしくも哀しく感じてその場に現れた
マレフィセントに対し哀れみの感情を持つ

思惑と違うオーロラの言葉にマレフィセントは戸惑い彼女をまた魔法で眠らせて妖精達の家に戻す目覚めたオーロラは3人の妖精にマレフィセントの過去を聞くますますマレフィセントに会って彼女の力になりたいと思うようになる

そんな純粋なオーロラにマレフィセントは避けながらも次第にオーロラに対して心を許す様になり同時に罪悪感を覚える

出番があまりないまま終わった
オーロラ姫の母親を話の鍵を握る存在にし
ステファン王が全く自分の話を聞いてくれないので部屋で娘を思う日々を送ってるとそこにマレフィセントのカラスが会いに来て娘オーロラの安否を伝え希望を持たせるにするべきで
王子様もたまたまオーロラと出会うのではなく原作通りのポジションにして

呪いをかけた張本人がマレフィセントであるのを偶然知ったオーロラが彼女を拒絶して
誰にも心開かず家のベッドで寝込んでると
とうとう呪いの時期が来て家から抜け出して
針のある場所に導かれるようになり

三人の妖精とマレフィセントが必死に探す中
オーロラは針がある城の地下に行き針に指を刺して覚めることがない眠りについてしまう

そこでマレフィセントはある決意をする
それは自身の死で呪いを消すこと


ステファンの城を襲撃し3人の妖精に王子様を連れてこいとマレフィセントが命令をする  
王子様が来駆けつけるとマレフィセントは
ステファンを宙吊りにして私を倒さないと
コイツもオーロラの元に送ってやると挑発し

そしてここで原作通りマレフィセント自身に魔法をかけてドラゴンに変貌する。

王子様とマレフィセントドラゴンとの決戦
決戦の末王子は魔女を打ち破り魔女は灰と化し消滅する。

そして王子様は眠れるオーロラにキスをして
オーロラ遂に目覚める。

そこでマレフィセントの顛末を知り
復讐心で一杯だったステファン王の心は晴れず
自らの過ちを娘、妻、王子に説明しオーロラにマレフィセントの翼を保管してる鍵だけ渡し
彼女が消滅した場で自刃する。

王子様もオーロラは事実結婚するが
お城の方は王子様に任せオーロラ自身は
マレフィセントなきムーアを再建を誓い
魔女と呼ばれた者の翼をムーア国に返すと
彼女の羽は光と共に消えていく

こういうオチどうです?ダメ?

結論「もったいない作品で確かに駄作だが理想の終わり方を考えるとしては良作」


オススメ度 ☆