ネトフリで最近観た韓流コメディー映画ですが、しっかりとした完成度で感動する作品でした。

心と身体が入れ替わってしまうというストーリーはよくありますが、どちらかというと本人の意に反してというケースが多いような気もします。韓国ではコメディーものに多く取り入れられているような気がします。

この映画は本人が命をかけて納得して入れ替わるというところが面白いところだなと思います。

 

特に、後半の展開はコミカルだけど感動もので、韓国映画の良さが出た素敵な作品に仕上がっています!

 

 

主人公は、高給取りで独身の勝訴率100%という敏腕弁護士ヨヌ(オム・ジョンファ)は夢にまで見たニューヨーク本社転勤の辞令が下りる直前に、不慮の交通事故に遭ってしまい、意識不明の重体で入院してしまいます。

 

ところが、天国へと送り出すという部署があって、その日は手違いで別人を死なせたりしてしまう事故と1ヶ月先に死ぬはずの主婦を謝って死なせてしまうという事件が起きてしまった。

 

前者の事故では同姓同名で別人と間違われて天国に送る中間の部所に送られてしまった主人公のヨヌでした。

 

そしてヨヌが目を覚ますとそこがその場所で、彼女の前に現れた怪しげな男・イ所長 (キム・サンホ)からこのままではヨヌは死んでしまうことを知らされます。

そこで、ヨヌは必死で生き返られせもらえるようイ所長に懇願する。

 

 

そこでイ所長がヨヌに対して唯一生き返る道があることを伝えます。

それが絶対に正体を見破られてはいけないということを前提として、ひと月ある主婦の人生を生きてくれれば生死の境をさまよう状態から元に戻すことを約束する。

結局ヨヌは半身半疑ながらも条件を呑むしか無かった。

 

再び目を覚ました彼女に訪れたのは、2人の子持ち主婦の戦争のような日常であった。町内の主婦連中との嵐のような井戸端会議や、1枚35ウォンの紙袋折りの内職まで、晴天の霹靂のごとき真逆人生にまさにパニックに陥るヨヌでした。

 

 

しかし、ただの主婦になりすますはずが、依然として敏腕弁護士のプライドを捨てきれないヨヌは突発的な行動を繰り返すのです。

そこにヒロイン本来の性格が影響して、ただの主婦に成り済ますはずが数々の騒動を起こすことになるのですが、この過程がコミカルで本作の見どころの一つとなっています。

家族はどうかというと、夫ソンファン(ソン・スンホン)と子供たちは、別人のようになった妻・母親に訳も分からないままうろたえ始めます。

それでいて、最初は他人の人生や家族と距離を置いていたヒロインも、一緒に過ごすうちに徐々に親密になっていきます。

 

そして、元の姿の職業である弁護士の能力も活かして、主婦仲間や家族を救うことになっていくんです。

彼女の考え方がそれまでと変わっていく様は見ていて気持ちがいいものがあります。

 

 

そしてラストのシーンは感涙必死です。ネタバレになるのでぜひご興味ある方はみてください。