咋日、東京新聞朝刊の「こちら特報部」を読んだ。

・暴言次々・・・「人権感覚に問題」

・そもそも「国会議員 不適格」

・総務政務官 健全なSNS推進側なのに

のタイトルが目を惹き中身を読んで見ると

 

まず、「特殊なケースとして、『いいね』が誹謗中傷と認定されるほど、杉田氏による伊藤さんへの攻撃は執拗だった。この異様さは杉田氏による数々の差別・中傷発言に通知する。」とありました。

 

伊藤さんについて調べてみると、2020年8月20日、伊藤さんは杉田がTwitter上で伊藤を中傷する多数のツイートに対し賛同を意味する「いいね」を押し、それらの中傷するツイートを拡散されたことにより心情を傷つけられたとして、杉田に対し220万円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こした。2022年3月25日、東京地裁は「いいね」を押す行為は原則として違法と評価できないとし、請求を棄却したが、10月20日、東京高等裁判所での控訴審は請求を退けた一審判決を変更し、杉田に55万円の支払いを命じている。

 

遡ること2018年6月28日、イギリス公共放送BBCは、フリージャーナリスト伊藤詩織さんが、元TBSワシントン支局長の山口敬之に対して、準強姦被害を訴えた事件に関して、報道番組「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」を放映し、性的暴行をめぐる日本の刑事法制・捜査手法・政府の対策などの問題を取り上げると共に、本人や家族を非難するインターネット上の世論も紹介した

はすみとしこさんの描いた伊藤さんを「枕営業大失敗」と揶揄する漫画について、杉田は笑いながら賛同するような動画が公開されたが、杉田は「実はイラストの内容に対する賛同や揶揄ではない」「その間に別の話が挟まっていたと記憶しています」とし伊藤さんを揶揄するイラストへ賛同したことは誤解であると否定し「BBCの番組では、そういう風に見えるような編集になってしまった」と苦しげな主張を貫いた。

 

東京新聞の記事の続きで、さらに杉田の毒吐きが続く

2018年には月刊誌「新潮45」8月号に寄稿し、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供をつくらない、つまり『生産性』がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」などと自論を展開。猛烈な批判を浴びて、後に「不適切な表現」と認めたが、謝罪や撤回はしなかった。「新潮45」は休刊に追い込まれることになったそうだ。

 

また、2020年9月の自民党会合では、性暴力被害者の相談事業を巡って、「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言。杉田氏の謝罪と議員辞職を求めるインターネット上の署名は13万筆余に上ったが、杉田氏はブログで「女性を蔑視する意図は全くない」と釈明したのみだった。

 

選択制夫婦別姓導入を巡って、2020年1月の衆院本会議で、国民民主党の玉木雄一郎代表が夫婦別姓を選べず悩みを抱える男女の例を紹介した際、議場で「だったら結婚しなくていい!」とやじが飛んだ。野党側は目撃証言などから、杉田氏の野次だとして自民党に事実確認と謝罪を求める騒動になったこともある。

 

 

杉田は虐げられる女性に対して以下のごとくとことん冷酷な女である。

シングルマザーについては、配偶者による暴力が離婚の原因であっても「そんな男性を選んだのはあなた」などと主張している。

保育所の増設に反対し、「『誰もが利用できるのが当たり前、利用する権利があると考える』のは、大きな間違いである」「『保育園落ちた』ということは『あなたよりも必要度の高い人がいた』というだけのこと。言い換えれば『あなたは必要度が低いので自分で何とかしなさい』ということ」と主張したそうである。

 

性的少数者や選択制夫婦別姓などに否定的な杉田の言動は旧統一教会の主張と重なる、

杉田は、2019年4月28日、旧統一協会の関連団体である「国際勝共連合」と関係が深い団体主催の会合で講演し、「会場はお客様で満杯。懇親会までじっくりとお話しさせていただき、本当にありがとうございました」とツイッターに投稿した。一方で、2021年12月12日に東京都内で統一教会の分派のサンクチュアリ教会が主要団体として参加した「北京五輪ボイコット推進集会・デモ実行委員会」のデモの中では杉田の応援メッセージが集会で読みあげられている。

 

 

そもそも杉田がなぜ国会議員なれたのか?

それは、杉田水脈を国会議員にした張本人の二人がいたからである。

右翼の巨頭、安倍晋三と櫻井よしこである。

 

 

櫻井よしこによれば、安倍晋三首相が「杉田さんは素晴らしい」と絶賛し萩生田光一議員と「一生懸命になってお誘い」し、自民党からの出馬が決まったわけである。

桜井よしこは自身のインターネット番組で「安倍さんが杉田さんって素晴らしいというので、萩生田さんとかが一生懸命になってお誘いして」と公認をいち早く公表したというエピソードを語っている。

杉田は発表のツイートで「最後に背中を押していただいたのは櫻井よしこ先生です」と記している。

桜井よしこは自身のインターネット番組で「安倍さんが杉田さんって素晴らしいというので、萩生田さんとかが一生懸命になってお誘いして」と公認をいち早く公表したというエピソードを語っている。

また橋下徹はその経緯について、桜井よしこが杉田を気に入り、安倍晋三に推薦し、安倍も杉田を気に入り出馬するに至ったと語ったそうである。

 

それで、岸田は多分、生前の安倍晋三を忖度して今年の8月の内閣改造で総務政務官に就けたのだろう。

しかし、根本的な人権感覚に問題がある人に、政務官がふさわしい役職とは思えないと書き込まれていた。

「総務省といえば、電波、情報通信行政を司り、誹謗中傷のない健全なSNS利用を呼びかける側の官庁である。」

なのに、「その政務官がSNS上で中傷を行っていたと裁判所に認定されたのでは示しがつかない。職務の適格性も疑われる。」とした。

 

 

記事の最後に、ネット評論家の古谷氏が「杉田氏は今の地位以前に、国民の代弁者たる国会議員に相応しくない」とし、さらに「杉田氏にはもともと保守的な思想の核がみられない。後発で保守ムラに入り、ムラの男性に気に入られたいために過激的なことを言う典型的な『過剰同化』の人。こうした女性は、地方議員を含めてまだまだいる。男性優位の保守ムラの構造がある限り、第二、第三の杉田氏が出てくる」としている。

 

杉田水脈、汚い毒を今後も吐き続けるのか、一刻も早く議員から身を引いて欲しいです。まず無理でしょうが・・・