ピレネー山塊の名坂トゥルマレ登坂も挟み込んでおり素晴らしい景観の中で驚くべきレース展開の運びとなりました。

クリス・フルームが、満を持して発射したのが、今ステージラストの1級峠ペイルスルド山頂からの下りで、驚異的な下坂テクニックを繰り出して決して追随を許さないぇってい的なステージ展開を披露して、鮮やかに区間勝利とマイヨ・ジョーヌを奪いとった。

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ダウンヒルさえクレージーなほどに強かった。
フルームが、まさかダウンヒルで加速するとは誰も予想しなかったでしょう。なにしろトップチューブの上に腰を落とした状態でのポジションで、例のくるくるペダル高速回転を行ったのだから見るものを仰天させたことでしょう。しかもカーブはギリギリを攻め、山頂からフィニッシュまでの15.5kmの間で、一度たりとも集中力を切らすことはなかった。

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スカイ軍団復活で超ハイスピードな牽引により、メイン集団のライバルたちを大いに苦しめた。特に2回の落車から、いまだ完全復帰できていないアルベルト・コンタドールが、少しずつ遅れ始めていきました。山頂まで約1.5km、「まるで山頂がフィニッシュであるかのように」フルームがペダルを高速回転させると、グランツール7冠の大チャンピオンは完全に脱落した。

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「キンタナがちょうどボトルを求めて手を伸ばしたところだった。フルームはその隙をついてアタックを打つと、高速で坂を駆け下りていった。」と全く虚を突かれてしまったようだった

今年のツール・ド・フランスはこれからが佳境、毎日が見逃せません。