第4戦からイタリアに戻ってスタートしたジロですが。
第5戦と6戦はオランダチーム(ロット・ソーダル)の圧勝でした。
まず第5戦の圧巻シーンといえば、スプリンター同士のつばぜり合いですね。
ドイツ人キッテル同様スプリンターの圧倒的なパワーを見せつけてくれたのが、同じドイツ人のスプリンター・アンドレ・グライペル(ロット・ソウダル)でした。
このおじさんまるでプロレス選手のような風体ですが、実はとても優しい性格の方なんだそうです。私の嫌いなキャベンデッシュ(すぐに切れやすいタイプ)とは大違い。
そして、とにかく今回のラストのゴールシーンは、こんな位置からと思うようなごぼう抜きでゴールラインを駆け抜けて行きましたのでまさに圧巻としか言いようはありませんね。
さらに彼のその勝因には、チームメイトの存在があり、フランドルクラシックなどでリーダー役も務めているユルゲン・ルーランツが、最終周回のほぼ最初から最後まで、グライペルを背負って突っ走って暮れていたのだそうです。
第6戦の圧巻シーンといえば、山頂のゴールシーン。
やはりロット・ソウダルのティム・ウェレンスが、人生初のグランツール区間勝利に輝いたことですね。
なお、総合首位のマリア・ローザはジャイアントのトム・デュムランが堅持してます(このまま行っちゃったりして。
また総合優勝勢と言われている、ニーバリやバルベルデがおとなしいことがイマイチだけど、それだけにこれからの展開が楽しみ。
やはり自転車ロードレースは、まさに屋外の綺麗な風景(ヨーロッパがいいですが)を楽しみながら観戦できる唯一のチームスポーツの醍醐味であることには変わりありませんね。