この間の日曜日、「情熱大陸」をふと見てみました。
彼女は、一橋大学を卒業後、朝日新聞に入社、関西支社に配属になるのですが、あることをきっかけに退社を選択しました。
「私、朝日新聞を退社することになりました。念のためですが、理由は会社への不満などではありません。人生の後半戦をどう過ごすか、自分なりに考えた結果なのです。
得ること、拡大することばかりを考えて生きてきました。
でも平均寿命の半分を過ぎたころから、来たるべき死に向かい、閉じていくこと、手放すことを身につけねばと思うようになりました。
大変なギアチェンジです。そのための助走として会社員人生に50歳で区切りをつけ、もがきつつ再出発したいとずっと考えてきました。
~中略~
そして、新聞は誰に読まれているのかを初めてリアルに見た1年でもありました。路上で、電車で、店で、山で「朝日新聞の人?」と声をかけてくれた方は中学生からお年寄りまで泣けてくるほど多彩でした。
人々が分断され攻撃的な言葉をあびせあう今、これほど広い人に読まれる新聞は奇跡です。ああそこから離れる寂しさよ!
人生はいつも、失うときに初めて肝心なことに気づくものなのかもしれません。
でも、寂しさを抱きしめて生きていこうと思います。寂しいから人はひかれ合う。きっと新たな出会いがあると信じて。」
(出展:朝日新聞DIGITAL2015.9.9)
節電を始めた理由は「3.11の原発事故」だったそうです。
脱原発の賛否が叫ばれていた時に、何かできることがないかと考えた結果の様です。
冬も足裏にカイロあてたり湯たんぽや厚着して暖房には頼らない生活をしているんだそうです。
面白い番組内容でしたまだ無料で見れると思います。オススメです。