国会の予算委員会質疑を見ていると、日銀・黒田に対する野党の質問者もちゃんとわかってないと質問できないし、自分自身もさっぱりなのでこのあたりはわかるまで調べておかないとダメだなと思った。

なお、現在の実質金利はすでにマイナスであると予算委員会質疑で日銀の黒田も認めていた。また、預金金利も下がらないだろうとあいまいな答弁であった。
が実際は、メガバンクも含めて軒並み預金金利を下げ始めましたね。
これは我が身の保身のためむちゃな手ばかり打ってとことん貧乏人からお金を巻き上げようとしているとしか思えんことですよしかし。

そこでまず、ムズイ金利についてWikiによると・・・
「実質金利」とは物価変動を加味した実質的な金利水準のことで、「見かけの金利(名目金利):これがよーわからんのだ」から企業や家計が期待する将来の物価上昇率(予想インフレ率)を差し引いて算出するのだそうだ。
名目金利が同じでも、物価が上昇すると期待する場合は、下がると予想する場合に比べてお金の借り手は金利の支払い負担を軽く感じる。

 名目金利と違って、実質金利はマイナスにもなるのです。
足元の日本の名目金利は5年債利回りでみるとプラス0.3%程度。実質金利はマイナス1%前後でゼロ%近辺だった一年前と比べ低下した。(日本経済新聞 2013年6月24日古いけど)

期待インフレ率とは、「予想インフレ率」とも呼ばれ、消費者や企業、市場関係者(投資家等)などが予想する将来の物価上昇率のことをいいます。

金利には「名目金利」と「実質金利」があり、このことが明確に理解できているか否かで、経済現象の理解に大きな差がでてくるわけです。
名目金利が高いか低いかを判断する場合、「物価の変動」を考慮しなければならないそうです。

「実質金利 = (名目金利)-(予期インフレ率)」で表すことができ、この関係を解いたのは、「デフレスパイラル」を理論的に究明した最初の学者でもあるアメリカの経済学者である今は亡きアーヴィング・フィッシャーであり、この式はフィッシャー方程式といわれているそうです。

フィッシェr

例えば、自分が100万円の商品を購入する際の代金は銀行から名目金利5%で借り、物価の変動(インフレ率)が+4%だったとします。

この場合、1年後の返済で105万円を支払う必要があるのですが、100万円の商品の価値は物価の変動に伴い104万円となっているため、実質的には差し引き1万円つまり1%の支払いですむということになる(上記の式で言えば5%-4%=1%となる)。

名目金利が下げられない以上、実質金利を下げるには上記の式に従うならば、インフレ期待を醸成する必要があるということになります。

このように物価上昇率(インフレ率)がプラスであれば実質金利は名目金利より低くなる。

逆にデフレ期待が高まる(物価が下落する=インフレ率がマイナスとなる)と、実質金利は高くなる。
デフレ下においては、通常中央銀行による金融緩和が行われて、政策金利が引き下げられるが、名目金利を0%以下に下げることはできないのですが、この状況では実質金利は高い状態にあるため、借金することができず消費や投資が停滞してしまう現象が見られるといういわゆる「流動性の罠」に陥ります(まさしく日本の現状)。

「流動性の罠」金融緩和により利子率が一定水準以下に低下した場合、投機的動機に基づく貨幣需要が無限大となり、通常の金融政策が効力を失うこと。つまり、いくら金融緩和を行っても、景気刺激策にならないという状況を指しており、今の日銀の対策もなんのやくにも立たず、逆に国民を苦しめることになるということなのだ。

しかしここでもリフレ派の経済学者高橋洋一は「流動性の罠に陥り、名目金利が限界まで引き下げられなくなっても、マネーの量的拡大によって『いつかはインフレになる』と民間が予想する。それを利用して需要を創出することができる」と指摘しています。

たか1

この男だが、安部にうまく擦り寄り官僚上がりでいかにも偉そうにして口が上手い奴という印象で私は嫌いな男だ。

なんと過去には事件を起こしていて、それが練馬区の「豊島園」温泉施設 の更衣室ロッカーから、高級腕時計「ブルガリ」や財布など約30万円相当を盗んだ現行犯で事情聴取されたことがあり、窃盗の容疑で書類送検されたことのある御仁である。

たか

この事実を受けて、当時高橋が教授職を務めていた東洋大学は、「(大学の)品位を傷つけた」として、懲戒免職となった。

たか2

その後は反省し謹慎していたが、昔の栄光が忘れられずこのままでは終わりたくはないととうとう我慢しきれず2009年11月の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)に出演し、口八丁ぶりを再開し始めたのである。

どーかしてるぜ、マスゴミさんは・・・