2014年9月に国際がん研究機関が「胃がんの8割はピロリ菌の感染が原因」と発表しました。
中でも日本はとりわけピロリ菌の感染者が多くいて、日本人の胃がんのほとんどにピロリ菌感染があって、全く感染してなかったのはたった1%程度だそうです。

さて私は以前、逆流性食道炎で苦しみ、ようやく小康状態を得ていたのですがどうもかつて起きた状態に近い症状が見られたので、胃カメラを撮る事にしました。

そうしたら逆流性食道炎は大したことはなく、ポリープがいくつか見つかり、それらの組織検査をしてもらい結果が最近ありました。



ぴろ

果たして、なんと私のはらの中には、数十年間発見されなかったピロリ菌がいたことがわかったのです。

さて、wikiで調べてみると、
胃の内部は胃液に含まれる塩酸によって強酸性であるため、従来は細菌が生息できない環境だと考えられていたわけだそうですが、なんとピロリ菌だけはウレアーゼと呼ばれる酵素を出して、胃の粘液中の胃酸を中和することによって胃に生存できるということらしいのです。

ピロリ菌が、宿主であるヒトの胃に感染した場合、それが初感染のときには急性の胃炎や下痢を起こす。ほとんどの場合はそのまま菌が排除されることなく胃内に定着し、宿主の終生にわたって持続感染を起こすのだそうです。

今のところ、細菌の中で癌の原因となることが明らかになっている唯一の病原体なのだそうです(ピロリ菌は、ヒトの萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの炎症性の疾患、胃癌の発症と密接に関連した病原細菌である)。

さて、そうなるとピロリ菌の除菌ということに話は進みます
2013年にピロリ菌の除菌に保険が適用されるようになったんだそうです(かなりラッキーかも)

除菌後に私が行ったのは、「便中H. pylori抗原検査」でした。
診断や研究用途に作られたヘリコバクター・ピロリに対する抗体を用いた抗原抗体反応による検査。この抗体が、生きた菌だけでなく死菌なども抗原(H. pylori抗原)として認識し、特異的に反応することを利用し、糞便中H. pylori抗原の有無を判定する。非侵襲的に本菌の存在を判定できるという長所があるということでした。