「孫子の兵法」、その著者の孫武の波乱の人生と、彼の兵法が用いられた激動の時代を、壮大なスケールで描いた中国大河ドラマ「孫子兵法大伝」。
呉王・闔閭に認められ大将軍となるためにいろんな努力の姿が描かれていきます。

呉王闔閭は、王妃の眉妃に飽きてしまい、彼女に冷たい態度を取るようになる。
悲嘆にくれた眉妃は妹の漪羅に姑蘇を出たいと弱音を吐くが、漪羅は、故郷 鍾離の地を闔閭の力で取り戻すために、辛抱して王后の座をめざすよう説得する。
 いずれ王宮から追い出されてしまうのではと不安な眉妃は、宰相・伍子胥に相談するが、耐えるよう眉妃は諫められてしまう。

そこで漪羅は伍子胥の紹介を得て孫武に策を請うことにする。

一方、困り果てた孫武は「私は軍略家なので王妃たち女の世界である後宮で用いるための策は見出せない」と当初は拒む。

それでも姉を気遣う漪羅はあきらめず、孫武邸を再度訪れる。

そこで孫武は漪羅に“あえて死地に出向きそこで活路を見出す方法もある”と諭すのである。

その言葉にたじろいだ漪羅だったが、姉の眉妃に自殺を図ることで呉王の寵愛を取り戻してはどうかと告げたため、けなげにも遺書を残し自殺を図る眉妃。

しかし、王は眉妃の狙いを察知したかのようにかえって怒りだしてしまい、死罪にしようとする。

慌てた漪羅はそんな王を前にして、自分が身代わりになることを申し出る。

漪羅本人の死ぬことを恐れないその度胸に感心した呉王は眉妃を許し、漪羅を養女に迎え呉国の姫君とするのだった。めでたしめでたし。

↓漪羅(いら)役は中国トップスター景甜(ジン・ティエン)という人で、現在22歳で10代のころは、「アジア最強美少女」と中国国内で呼ばれていたらしいです。
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