先月、BS・CS放送無料キャンペーンがあり、今やレンタルのTSUTAYAでは在庫もしてなくてこの際観ておけとばかり観始めたらこれがなかなか面白い。こんなに古い時代のお話を錚々たるキャストが仕上げられただけのことはある。

日本の大河ドラマも韓流や中国の歴史ドラマからもっと学ぶべきでしょうね(わざわざ面白くない作り方をしているようにしか思えないのだから)。

孫子というのは、人の称号名なので人名としては「孫武」(紀元前535年? - 没年不詳)と言います。

孫武の出身は斉国で、役人をしていたのが、紀元前517年頃、王家の一族内で内紛があり裏切りがあったため、孫武は妻を連れ、江南の呉国へと逃れます。

しゅん

一方逃れた先の呉国では初代国王の寿夢には4人の子供がいたのだが、王の死後、子供たちの間で王位継承問題が起こり、暗殺も当たり前という凄絶な権力抗争が展開され、結局、寿夢の長男の諸樊の息子である公子光が王位を奪取し、闔閭(こうりょ)と名乗ることとなります(孫武はまさにこの時期に呉に亡命したというわけですが、この選択は自らの力量を試すという意味からして概ね好機であったといえるでしょう)


さてドラマの1話では、


(裏切り者から迫害を受けたため)祖国の斉を追われ家族(妻とまだ赤子の子供一人)を連れて呉の国を目指すというところから始まります。

孫武が自ら木簡(なんと当初王宮では炊事用の槇にされていたのですから)に記した兵法書が呉の宰相・伍子胥の目に止まりラッキーな知遇を得ることができたことで、王宮の任官が叶うことになります。