映画はいきなり滑走路から発進上昇中の軍用機仕様のエアバス A400Mの機外で、ドア外部から機内に侵入するというアクションをトムはスタントを使わずに高度5000フィート(約地上1500m)でのシーンからスタートする。

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内容は、CIAやKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、イーサン・ハント(トム・クルーズ)の所属するIMFは解体の危機に陥るところを不可能を可能にしてうっちゃるというおはなし。

IMFのベテランエージェントであるイーサン・ハントは、謎の犯罪組織「シンジケート」の正体を探るため調査を進めていた。そんなある日、イーサンは指令を受けるためにIMFのロンドン本部を訪れるが、そこ(中古のレコード店風)はすでに「シンジケート」の手に落ちており、イーサンは敵の罠にかかり捕まってしまうのだ。

映画の紅一点イルサ(レベッカ・ファーガソン)の正体は「シンジケート」に潜入中のイギリスの諜報員(MI6)らしいが、果たしてイーサンの敵なのか味方なのかがわからんので映画をとても面白くしていると思う。

そして、組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは3人の仲間とともに自らの危機を救うため史上最難関のミッションに挑むことになるのでした。

冒頭以外で見逃せないアクションシーンは、クルーズとファーガソンがウィーン国立歌劇場の屋上から脱出するシーン、クルーズがモロッコのカサブランカで最新型のBMW・M3セダンを自らスタントなしで運転する(そもそも彼はすぐにでもF1レーサーに成れるほどの腕前)シーンなどだ。

なお、パラマウント映画は当初、公開日を今年の12月25日に予定していたそうですが、これをあえて2015年7月31日に前倒すことにしたのです。
というのが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と『007 スペクター』の話題作との競合を避けるためというのが変更の理由なのだそうです。

これはいい判断だったでしょう、というのも今回それら2作品の予告編も観れたし、今回の映画探しも簡単だったし、そのおかげで映画自体にかなり集中できて観ることができました。

今回の映画、飽きのこない、なかなか通好みの内容の出来栄えだなと思います。
しかし、トム・クルーズもいささかお年を感じさせましたな。
寄る年波には誰もが勝てんということなのでしょうが、それはかれの肉体にもあらわに現れてきていましたね(例えば胸板の薄さなど、ちょっと痛々しい感じまでするのです)。

一方、女性の相棒(好敵手?)役となったレベッカ・ファーガソンは、スウェーデンの女優で31歳なのだそうですが、映画の中ではその年齢とは思えないほど老けた印象で、しかも無駄な脂肪までつけてるあたりなんざトムの姿に合わせようとした監督の仕業なのかな?

でもさらに、続編シリーズ6作も制作予定らしいというからすごいね。