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原題:Mad Max: Fury Roadは、2015年公開のため、2012年7月から12月までアフリカのナミビアで撮影されたのだそうだ。

前作『マッドマックス/サンダードーム』以来、なんと27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4作である。

実はその間にサンダードーム後にコミックスが作られて、そこで映画の過去の3部作と今回の物語が繋がっているかの様に描かれているらしい。

そういえば主役のマックスのトム・ハーディはメル・ギブソンになんとなくではあるが似た印象はするかな?(しかし役者としては演技力はギブソンには到底及ばないが)

さて映画は、冒頭から敵のジョーのアジトに身体を拘束され、環境汚染からの疾病を患う住人のために体を血液供給用(通称、血液袋と呼ばれる)に利用されるという悲惨なシーンから始まるのだ。

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ジョーの部隊を統率するフュリオサ大隊長(女性)は、ジョーの5人の妻の身柄を秘密裏に戦闘用トレーラーに搭乗させ、フュリオサの出生地である「緑の地」への逃亡計画を、途中の逃げのポイントである谷の部族とガソリンを取引材料として隠れ蓑計画を実行に移す。

当日この行動を知ったジョーは配下の戦闘集団ウォーボーイを引き連れ、友好関係にある人食い男爵や武器将軍の軍団に協力をあおぎ、追走を開始するのだ。

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マックスはウォーボーイの常備用「血液袋」として追尾車両に鎖で繋がれフュリオサ追走の争いに巻き込まれるのだが・・・

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ネタバレしてしまうが、最後は結局、ジョーを殺して砦に凱旋する一行が、ジョーの圧政から解放されたことでフュリオサが歓迎されるのだ。

そして、その大群衆にまぎれてシェーンのように(古いな)砦を出て行こうとするマックスとそれを無言の笑顔で見送るフュリオサ。

しかし、車もバイクもなくマックスは徒歩でどこに行くのだろうか?(次回作もあるらしい)

アクションシーンは過去のマッドマックスを凌ぐ映像になってはいるが、やはり過去の焼き直しの域は出ていなかったな。
ということで可もなく不可もないという映画だった。

そして映画館には過去を知る年配の観客がめだった。