ジロ・デ・イタリアの第17ステージ(5/27)は観光気分が満喫できる素晴らしいコースでした。

この日は平坦ステージとあって、私にとってはレース自体よりも、写し出される美しい風景を見ているだけで行った気分にさせられるし、しかもジロ・デ・イタリアの中で繰り広げられるということにおもきがあるわけでして、よくある旅行番組にはない迫力ある時間と一体化できる、これがなんといってもヨーロッパロードレースツアーの醍醐味と言えます。

この日のコース概要ですが、ティラーノをスタートするとコモ湖に流れ込むアッダ川に沿って真西に進路をとると、 序盤のこの日唯一となる山岳ポイントをこなすことになる。そしてコモ湖までは下り基調の平坦路が続きます。

風光明媚な湖水のリゾート、コモ湖を西岸に回り込み、メナッジョでコモ湖畔を離れ、短い登坂を経てルガノ湖に至るという行程です。

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ルガノ湖西岸でスイス国境を越えると、そのままルガノ市街に滑り込み。そして、 ゴールは美しいルガノ湖畔に設けられていました。

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コモ湖(Wikipediaより)
ローマ帝国の皇帝やユリウス・カエサルが保養のために訪れたと言われている。現代でもヨーロッパきっての避暑地として知られ、湖畔にはヨーロッパの各王室や富豪等が建てた豪奢な別荘が立ち並んでいる。湖のほぼ中央に位置する半島にはベッラージョと呼ばれる村があり、湖畔には多くのホテルが軒を連ねている。G.H. VILLA SERBELLONIという5つ星の最高級ホテルも存在する。
近年では、中近東からイタリアに密入国した者がスイスへ密出国するための中継地になっているようである。


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ルガーノ湖(Wikipediaより)
スイス・ティチーノ州からイタリア・ロンバルディア州にかけてのアルプス山間部に広がる湖である。湖の中央部西岸に同名の町ルガーノ(スイス領)がある。大好きな小説家(詩人でもある)ヘルマン・ヘッセ が湖畔の町モンタニョーラで暮らしていたそうである。

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