本日、作家シーナさんの講演会に横浜まで行ってきました。

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僕より一回り以上年上の方だけに、講演会の参加者も初老の方ばかりは目立ち、しかも女性が多かったのには意外でしたね。

講演冒頭は昨日噴火した口永良部島のお話からで自然派作家らしいないようでした。近くのトカラ列島の話になり体験談(竹島、黒島、硫黄島など)からのものでハブ、正確にはヒメハブというそうで噛まれて即死はないけど、お酒をのんだりすると死んでしまうそうです。

日本は火山国だけど安全エリアは関東平野と四国くらいであとはどこで起きてもおかしくないくらいで活動も年々活発さを増しているようです。

あと世界中の体験談から日本がいかに恵まれた自然にあるかを水を事例に、最近は他国が目をつけて東北あたりの山を買い取って水を奪い去っているそうで、そのうち他国から水を買わなければならなくなるはめに陥るかもと警鐘をならされていました。
人間は恵まれすぎてると普段気がつかないことが多いようですね。

さて、幸せについてはコミュニティがしっかりあること、すくなくとも一家団欒があることは世界標準のようです。

日本はその点ますます幸せから遠ざかってしまっている気がします。


死については、エスキモー(イヌイット)がなぜ生肉しか食べないかから始まって人間の葬り方についてチベットの鳥葬、モンゴルの風葬、そして日本の葬儀の世界に類を見ない高額でしかも儀式(内容のわからないお経やら死んだ人にはありがたみがつたわらない戒名など)が形式化していることの批判めいた話には私も強い共感を感じました。

シーナさんの希望はなんと行方不明がいいなどと最後に答えていたのは彼らしいユーモアなんでしょう。