BSの東京MXテレビで再放送中のウルトラQを毎週観ています。

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今回は表題の作品でした、以前観たはずなんだけど内容全く忘れていました。多分ウルトラQ作品の中でも傑作のひとつに間違いない出来なのです。

ケムール人というのは、ケムール星から来た異星人で2020年の歴史を持つらしい。

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あらすじは、今回事件解決のキーマンである神田博士(番組ではでてきません)がかつて地球来訪前のケムール人と交信した内容を記録したという博士の著書『2020年の挑戦』(番組ではだった代物)があるのですがSF作品扱いされ一平くんしか真面目に読まなかった。

でもそれによれば、医学の驚異的な発達により、内臓移植や皮膚の生成を繰り返して500歳という長寿をケムール人は保てるようになったそうなのだが、その後は進行する肉体の衰えには勝てなくなり、そこで解決策として地球人の肉体に目をつけ地球にやってきたというわけです。

肉体が衰えている種族なのですが、それでも地球人を遥かに凌ぐ身体運動能力を備えていて、走ればパトカーですら追いつけないほどの速さで疾走する。

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ケムール人の頭頂部にある漏斗状の器官から放出する「消去エネルギー源」であるゼリー状の物体を操り、人間を一瞬にして蒸発(?)させて誘拐してしまい、主人公の一人、万城目淳も誘拐されてしまうのです。

仲良しの新聞記者・由利子の肉体をも奪うため、ケムール人の特技である変身能力を駆使して万城目に化けて由利子を油断させ近づかせ、不敵な笑みを浮かべながら正体を現してしまうおバカなところもある(早すぎなところは最大の突っ込みどころだけど)。

その後、警官隊に追い詰められ、銃撃を受けると巨大化して大暴れするが、その後、神田博士の研究室で一平が発見するのが博士が発明したという「Kミニオード」、それが事件解決に大いに役立つこととなるのです。

今回は、特に印象的だったラストシーンがとてもシュールな終わりかたなのです。

多分この手法はその後海外の映画などでも真似されたんじゃないかなと自分としては勝手に思ったりしました。