昨年撮り溜めしておいた、刑事コロンボシリーズをNHK-BSで再放送してました。
今回は1976年放送の[第6シーズン 38話]ルーサン警部の犯罪」(Fade in to Murder )を観たのですが、そこにはとても懐かしい俳優が出演していました。
あらすじは、テレビドラマ『刑事ルーサン』のプロデューサーであるクレア=デイリー(被害者)は、ルーサン警部を演じる俳優ウォード=ファウラー(犯人)から、ギャラの半分をゆすりとっていた。
そもそもウォードを売りだしスターにまでそだてあげたのはクレアであったが、彼女は、をにぎっていたのだった。
ウォードは、元脱走兵であるというウォードの秘密でピンハネされることにとうとう耐えられなくなり、クレア殺害を決意するそして・・・
そこでまずは、犯人であるルーサン警部という俳優ウォード・ファウラー役が、ウィリアム・シャトナー(かのSFドラマの宇宙大作戦スタートレックでUSSエンタープライズ号のカーク船長)なのでありました。
そして、初期捜査に参加してコロンボをサポートするジョンソン刑事はウォルター・ケーニッグといいまして、やはりスタートレックのエンタープライズ号操縦士のロシア人将校チェコフ役の俳優でした。
彼は、コロンボ警部との共演では、すごく楽しそうに演技しております。
そしてこれはオマケ話ですが、番組の中で殺害されてしまうクレア・デイリーの旦那の秘書(愛人)モリー役のシェラ・デニスはピーターフォークの実際の嫁さんなのでありました。
見所は、洋服の弾痕のずれ、マスクの化粧など、捜査段階でのコロンボ警部の「着眼」の置き方は見事なものでした。
それに対し「証拠」とされた空砲の指紋の件については、残念な場面なのです。