日経新聞がまとめた、賃金動向調査結果が本日発表になってました。

主要企業の月給上昇率は1.80%(前年1.77%)。

あくまで平均なので、このところの新卒採用減で社員の高齢化だけは進むため

、高値の定昇が反映されるためという事情が数値に出たことでしょう。


年間一時金は、前年比4.73%増と意外と好調だが、今回の東北関東大震災の

影響は織り込まれておらずこれから下がる可能性大でしょう。トヨタの年間一時

金は08年のリーマン前と比べ約3割ダウンだそうで、前年は販売好調で定昇は

増えたが、大震災の影響で今後の見通しは厳しく早晩冬のボーナスには影響出

るかもしれません。


わが大学は、リーマンショック時、ご多分にもれず投資失敗で損失をこうむり(被

害額不明)、今年の震災被害を前倒しで受けたため一時金はかなりのダウンが

決まり、月給上昇率は上記並みですが年収では大幅ダウンは必至でしょう(ト

ホホ)。


ちなみに当時デリバティブ取引(金利スワップ)で、駒沢大が154億円もの損失を

穴埋めするために大学の土地や野球場を含めて担保にいれ、110億の融資を

得て乗り切ったのを最大にして、この取引には少なくとも75大学以上参加して

損失を出しました。


これからはますます大学は少子化の影響を受け、氷河期を迎えることになるでし

ょう。