俺と天国の君とのStory -9ページ目

43枚目







君からの
最初で最後のラブレターを読んだとき
涙が止まらなかった







そして
ママさんに貰った
URLが書いてある紙を取って
泣きながら携帯にURLを打った





それは
君が誰にも教えてない
俺も知らんかった
君がやってたホームページやったよな




トップ画は
俺らのチュープリやった





そこには
「思い出」「日記」「本音」があった






「思い出」をクリックしたら
俺の写メばっかりやった



俺が寝てる写メ
俺が酔っ払ってる写メ
俺が笑ってる写メ
俺が飯食ってる写メ
いっぱいいっぱいあったな



その写メ1つ1つに
君のコメントが書いてあって
「今日も先に寝たアホ」
「酔っ払いのあっくん」
「あっくんの笑顔が好き」とか
色んなコメント書いてあったよな






で次に
「日記」をクリックしてみると
俺と君が会った日のことは
絶対に書いてくれてたな




須磨に行ったこと
夜景見に行ったこと
一緒に買い物行ったこと
Hしたことまで書いてたよな








で最後に
「本音」をクリックした




そこには
君の本音が書いてあった





付き合ってた頃に書いてるのは


「ほんまお子ちゃまな奴
でも可愛いから許してまう
けどわがままは治してほしいな」


「あいつの性欲やばすぎる笑」


「あっくんは今
うち以外の子と遊んだり
関係持ったりしてるんかな?
めっちゃ心配」


「あっくんはうちのこと
ほんまに好きなんかな」



とか
毎日いっぱいいっぱい
俺には全然言わんかったことを
更新してたよな





君をこんなに不安な気持ち
にしてたことを初めて知って
ほんまに悔しかった



俺がこんなんやから
君に負担ばっかかけてもうて
でも君は俺にはいっこも言わんと
ずっと1人で抱え込んでたんやな



ごめんな



でも
もう直接謝られへん








赤ちゃんができたとわかった頃に
君が書いてた「本音」は


「妊娠...
うちらの考えは甘すぎた」


「赤ちゃんを産みたい
今日もあっくんが家に来て
めっちゃ頼んでたけど
パパに殴られまくり
あっくん大丈夫かな...」


「うちらはもうまた一緒に
遊んだりできひんねやろな」


「あっくんいじめられてるらしい
今は耐えるしかできひんよな
キレて学校の子殴ったりは
お願いやからせんといて
前みたいに普通に連絡
取り合える状態やったら
あっくんを支えれるのに...
あっくんファイト」


「赤ちゃん産まれへんみたい
1つの命殺すんやんな
うちなんてことしたんやろ
赤ちゃん.ほんまにゴメンね」





君の心の叫びが
たくさん書かれてあった




俺が君を
支えてあげなアカンかったのに
あんなこと言わせて
ほんま男として失格やな








赤ちゃんを下ろすって決まった
頃に君が書いてたのは


「あと1週間でお別れやね
こんなママでごめんね」


「今日あっくんが
須磨に連れて行ってくれて
3人の指輪用意してくれた
嬉しかったけど悲しかった
でもあっくんありがとう
うちのために
あっくん必死に頑張ってる
うちも泣いてたらアカンな」


「あと手術まで2日
ほんまに怖いよー
あっくん助けて
って言っても前みたいに
来てくれへんよな...
うちは1人ぼっち」





これを見てるとき
涙が止まらなかった



そして
何度も携帯を閉じようとした



でも
ここでもし閉じてしまったら
前までの俺と一緒やと思った



だから
君の言葉を1つ1つ
俺は見ていった








そして
赤ちゃんを下ろした後から
天国に行くまでに書いてたのは


「赤ちゃんとお別れした
あっくんとももう会えない
もう死にたい」


「ご飯食べられへん
化粧する気にもなれへん」


「誰か助けてよ
もう無理やよ」


「あっくん家に来た
心配して来てくれたんかな
でもパパにめっちゃ殴られてた
大丈夫かな...?
でもあっくん見れたし
ピースサインもしてくれたし
久しぶりにちょっと元気出た
やっぱあっくん大好き」


「これが最後のうちの本音...
16年間楽しかった
でももう無理
最後にあっくんに会えてよかった
あっくんには
ほんま幸せになってほしいな
ほんまにほんまに
今までありがとう
そしてゴメンね」





これを読んでると
君のことがたくさん頭に浮かんだ



けどいつもいつも
俺の隣では明るく振る舞ってた



最後の最後まで
君は完璧な彼女やったよな



たぶんこのホームページも
君は俺に見せるつもりは
なかったと俺は思うよ





ちょっとぐらい
わがまま言って欲しかった



ちょっとぐらい
喧嘩もしてみたかった



ほんまに
俺がわがままで頼りなかったから
君はずっと我慢してたんかな






俺はこれを読んで
ずっとずっと泣いていた...







つづく