SHARPで1bitデジタルアンプの開発に携わっていた布村氏が定年退職されたのち、鹿児島で立ち上げた株式会社リリックでCDプレーヤー;X-CD1と共に最初に開発販売したデジタルアンプ。

うしおの所有するX-PM2Fの二代前に当たりますがX-PM1の方が評判が良かった記憶があり、ヤフオクを眺めていたら程度の良い機体が出品されていたので保護してみたもの。

2008年発売、定価は139,000円(税込)でした。


取り敢えず聴いてみようと、soulnoteのsa1.0+sa2.0で組み合わせていたのをsa2.0からX-PM1に置き換えてみたら、これが思いの外イケる。

X-PM1の外部入力はRCA端子3系統、ピンジャック1系統ですが、sa1.0をプリアンプ代わりにすることでsa1.0のXLR端子やRCA端子が使えてとても便利!


これでXLR端子が1系統、RCA端子が5系統使えるので、常時CDプレーヤーを10台以上保有するうしおにとって非常に有難い。


で、その音質ですが、雨上がりの五月晴れのようにすっきりとした、それでいて適度な湿度感を伴った爽やかなサウンドで、締まりの良い低音がビートを刻みます。これは確かに、X-PM2Fのハイスピードで解像度が高く抜けるようなサウンドも魅力的ですが密度感はこちらに分があり、より充足感があります。


熱いSOULNOTEに対して爽やかなNmode、

対照的な二つのブランドですが、フロントデザインにもそれが現れているような気がします。


X-PM1単体ではまた違う印象を受けるかも知れませんが、両者とも高解像度でハイスピード、おまけに位相も揃っており意外と相性が良いように思えます。