メーカーに修理に出していたSA-15S2。
8月初めに出して、戻って来たのが先週半ば。途中お盆期間を挟んだことを考えると、修理に要したのは実質一週間でした。

お陰様で何事も無く動作しております。
修理明細を見るとダイオードを2個交換となっていました。こちらからは"トレイが開閉しない。モーター音がしないので、電気が来ていないのでは⁈。"と伝えただけでしたが、流石はプロ。故障箇所を素早く見つけて直して頂いたようです。

下位機種のSA7/8シリーズはCD5/6シリーズとシャーシは共通でしたが、SA-15Sシリーズは上位機種のSA-13/11シリーズと共通のようです。
その分、中身の方にはあまりコストは掛けられなかったようで、電源回路とオーディオ回路とを共通の基板上に設けるなど、とてもシンプル。
しかし、ただ複雑な回路は音楽信号を劣化させ歪ませる素なので、うしおにとってはシンプルな回路はとても素敵な要素です。

2ndシステムに組み込み、しばらく暖気させてから試聴です。


で、その音質ですが、一言で言えば『彫りが深い)。
音の分離が良く、立体的で、とてもクリアに聴こえます。低音はブーストを掛けたように轟きますが肥大はしておらず、高音はややハイで綺麗に響きます。
まぁ、DCD-1650AEとは趣が異なりますが、間違いなく"音の芸術的再生"の部類に入る音ですね。
SANSUIのα907あたりと組み合わせると、「流石、このクラスになると音の解像度が上がって楽器が浮かび上がって聴こえて来るね。」なんてヒョーロンカ先生のような言葉が出て来ることでしょう。

ブルーのイルミも映え、ひとクラス上のプレーヤーを買ったなぁと満足感に浸れるかも。しかし、このままでは音の実体感、リアルさではいちばん安いCD5005の敵ではない。
KaNaDeで生まれ変われれば良いのだけれども。