マランツのCD5005の音が望外に良いのに味をしめ、以降M-1デザインのCD/SACDプレーヤー5,6機種聴いて見ましたが、何れもオーディオの音を聞かされることもなく、音楽を聴くことができました。

そこで、ヒョーロンカ先生方が"ハイエンドのエントリークラス"とも称する15万クラスに興味が湧き、ちょうどヤフオクで"トレイが出ず、再生不可"というジャンク品に見つけ、手を出して見ることに。

2008年発売、定価は150,000円(税抜)でした。

CD5/6〜SA7/8シリーズは共通ボディでしたが、流石にSA-15S2は別モノです。


SA-15S2は「SA-15S1」の後継機種で電源トランスをEIトランスからトロイダルトランスに変更した上、リファレンスモデル「SA-7S1」や「SA-11S2」の開発過程で検証されたハイグレードパーツやノウハウを盛り込んだモデルということです。DACにはCD5005と同じシーラスロジック社製の「CS4398」が採用されています。


さて、本機の「トレイが出て来ない」不具合ですが、EJECTボタンを押してもモーター音がしません。嫌な予感がして、早速回復して様子を見ることに。

見た目、2本の大型電解コンデンサーとCDドライブユニット上のアルミ無垢材のカバーが目につくが、内容的にはSA8004に比べるとシンプルな構成。


SA8004内部

SA8004の方がよりDAC機能が強化されている。


新開発のSACDM-10メカ。


カバーのネジ止めには制振のため樹脂部品が取り付けられている。


CDドライブユニット自体はSA7/8シリーズと同じだが、台座は2階建て構造になっている。


トレイが出て来ない不具合の原因ですが、どうやらドライブユニットに電気が供給されていないようです。

電源回路の3端子レギュレータを触ると、真ん中のヒートシンク が冷たく感じます。


試しに非接触式体温計で測ってみると、やはり温度が上がっていません。



ピックアップ交換みたいにドライバー1本ですむのならまだしも、半田コテを使うのは苦手なんだよなぁ(-_-;)

メーカーに修理依頼するか・・・。