チランジアの自生地!? | チランジア+エレクトロニクス

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エアープランツこと、チランジアを中心としたブログです。購入した時からの生長の様子を写真で追って行きます!
最近は銀葉小型種(とりわけイオナンタ系統)がお気に入り。

どうもお久しぶりです。
一か月ぶりの更新ですね(^▽^;)

突然ですが先日、出張でアメリカのテキサス州・オースチンという街に1週間ほど行って参りました。

テキサス州はアメリカで第二位の面積を持つ非常に大きな州で、南側ではメキシコと境を接しています。その中で今回行ってきたオースチンは、NASAの宇宙センター等で有名なヒューストンのすぐ西側に位置する非常に美しい街です。
10月下旬にも関わらず昼間は30℃まで上昇します。
…かと思えば翌日は10℃を下回るなど何とも温度変化が大きい地域ですw


ダウンタウンこそ夜でも煌びやかですが、車で10分も走れば地平線の彼方まで見渡せる大平原が広がります。最初にテキサスに抱いていたイメージはこちらの風景の方が近いかもしれません。

さて、今回出張するにあたって、密かにとある一つの希望を胸に抱いておりました。

「チランジアの自生地は北アメリカ大陸南部~南アメリカ大陸であること」

そう、ここ、テキサスは野生のチランジアが見れるギリギリのラインではないのか!?
それを考え出してしまうと出張の内容はもとより、こちらの方が気がかりで楽しみで、行く前からワクワクしておりました。


そしてやってきた出張当日。
成田を出発してヒューストン経由でオースチン空港へ。ホテルに着いた時には成田を出てから18時間が経過しておりました。
到着したのが深夜だったこともあり、このときばかりはチランジアの存在自体も忘れてベッドに潜り込むや否や爆睡してしまったようです。




翌2日目の午後、少し時間が出来たのでホテルの周辺を散策してみることにしました。今回泊まったホテルはダウンタウンから数百mと離れていなく、交通量もとても多い場所でしたので、さすがにここには無かろう、と軽い気持ちで頭上の街路樹の枝を眺めてみたのですが…




あった!!

なんと、ホテルのすぐ横に生えている大きな街路樹の枝に「ボールモス」ことT.レクルバータが絡み付いているではありませんか。こんなにあっさりと見つかってしまうとは…まさに出オチと言うに相応しい…。


こちらは実生株でしょうね。
こんな感じの小さなクランプもそこらかしこに着生しておりました♪

おびただしい程の数のT.レクルバータ。


そして園芸店などで数百円、数千円で売られている植物がゴミ屑のように路上に転がる光景…。
我々の感覚からすると信じられない状況ですよね…(笑)この地域でのレクルバータはまさに「雑草」という表現が適切なのでしょうか。


3日目以降も徐々に範囲を広げつつ捜索したのですが、残念ながら他のチランジアを発見することはできませんでした。しかし、前々からずっと夢見ていた「ボールモス」の自生姿を見ることができましたので、自分的にはそれで大満足、今回の旅における大収穫です。

そしていつかは中南米でより多くのチランジアを見てみたいという願望もより強くなりまして、色々とインスピレーションを与えられた旅となりました。(何しに行ったんだお前は)