4月頭から屋外栽培を始めて、早いものでもう半年経ちます。
我が家には寒さに極めて弱い種類はいませんので、まだもう少し様子を見るつもりです。というより、寧ろちょうど今くらいが気温的にもチランジアの生長にもってこいだと思っています。(東京の場合です。)
さてこの半年間、良く育っている株は生長記録として頻繁に写真を撮って参りました。
改めて写真を並べて眺めてみると、その植物の生長過程が良く分かると思いましたので、今日はその中の一つT.bulbosa(ブルボーサ)の生長過程を紹介しようと思います。
前回の記事は こちらです。(不発報告ですが…)
T. bulbosa (ブルボーサ)
T. イオナンタやT. ストリクタなどと並ぶチランジアの代表種。
壺型の独特なフォルムが特徴で私が人生で初めて遭遇したチランジア。
そのあまりに奇妙な草姿に衝撃を受けて購入し育て始めたのがキッカケで,この不思議なそして底なし沼の世界にのめり込みました。
管理方法
(2015.11.28 一部追記)
水好きだけど蒸れやすい,普及種にしては少々トリッキーなチランジア。
実際に私も過去に何株か蒸らしてバラバラにしてしまいましたorz
経験談から言うと湿度維持と風通しが重要。
強い日差しはNGです。(乾燥しすぎて干物になります。)
また,つぼ型という形状ゆえ水を溜めやすい構造となっているので,水やり後に強い日差しに当てて放置すると内側から蒸れて腐ることがあります。
我が家では素焼き鉢+ミズゴケ植え,屋外遮光下でなるべく湿度を維持するように管理しています。
筒状の葉が開き,ピンっとハリが出ていれば適切な空中湿度を維持できていると言えます。
開花
ちなみに花序が黄色く染まり,白色の花を咲かせる"Albaフォーム"というものもあります。(自分は所持していないけどね。)
生長日記
2011.4.20
観察開始!
花序の不発後、株元に子株が1つ出来ています。
2011.5.10
気温も暖かくなり、親株の葉の中からようやく飛び出てきました!
2011.6.5
にょい~ん!と伸びる伸びる!
…なんか親株の株元がまた開いてきたような?(写真右側)
と思い、覗きこんでみると…
あ!!
子株がもう一個キタ!!
…出来ればあと一株くらい出してくれないかな?
是非ともお願いします。
2011.7.7
夏の暑さにもビクともしないでグングン伸びます。
だいぶそれらしい形になってきました。
そして気づけば鉢の縁が苔まみれに。
湿度の高さが分かります。
2011.8.9
ひた向きに生長中。
とりあえず蒸れる様子も見当たらず一安心!
…うーん。子株もう一個は無理そうですかな…
2011.9.07
なんか白くなった?
気のせいでしょうか?
2011.10.16
最新の写真です。
涼しくなって再びエンジンがかかったのでしょうか?
一ヵ月で一回り大きくなっています。
約半年でかなり大きくなりました。双方の子株も葉先の枯れ一つすらなく、青々としていてとても元気そうです。
このまま上手くいけば来年の春あたりには親株サイズになれるでしょう。
しかしまぁ、問題は日照がほぼゼロになるこれからの室内期ですね…。
日照が確保できずに生長を止めてしまうのは勿体ないですし、一旦止まってしまうと来年の春、屋外に出してから動き始めるのにも支障が出ますので何としても避けたいところです。
一応今年は手は打ってありますので、それの効果に期待を寄せています。
追記:
その後花を咲かせました!