「無縁だった」と言ったのは、一部の大学で傾向や試験科目の変更があり、数学が必要になってしまった受験生が一定数いるためです。
数学が要求されるのは医科歯科大、筑波大、新潟大、高知大、弘前大などです。
こうした大学を受験候補に入れている方は数学にある程度時間を割く必要があります。
数学も化学、物理同様、どの辺りまで勉強するべきかを志望校によって決めておくべきです。
医科歯科、新潟、高知などは大学レベルの線形代数、微積なども出題されているので、この辺りまで勉強する必要があります。
弘前大は今年度から数学が導入されたので、必要なレベルは不明ですが、山口、群馬などと同様に高校レベルの内容は抑えておくべきだと思います。
傾向が安定していない山口や群馬は大学レベルまで深入りするよりも、高校レベルの標準問題を取りこぼさずに得点することが大切でしょう。
私は昔予備校で使っていた「数学1A2Bオールチェック」と「数学3Cオールチェック」を使って高校レベルの数学を復習しておきました。弘前大、群馬大対策のつもりでしたが、結果的には数学は使わずに終わりました。
予備校のテキスト以外なら、基礎問題精講など基本的な問題集でトレーニングが良いかもしれません。
数学のウェイトが軽いことが編入試験のメリットのひとつでしたが、将来はどうなるかわからないですね。