書斎に戻り、牧野に抗ウイルス剤の保管してある区域のセキュリティの開錠をするたもに役員会議を開いて欲しいと電話する。
だが役員全員に連絡が取れないと言われ、努力はすると電話を切られてしまう。
どうにかいい報せを、と願っていてなんとはなしに上木彩矢のサイトを開いた。
Aya占いで出た結果と今の心境を書き込んだ、そんな時にリビングから梶原の声が響いた。
リビングに入ると、梶原から捜査本部は今回の事件から撤収することになったと告げられる。
マリアは別部隊が保護するとの梶原の言葉に大沢はマリアは隔離される、つまりは見捨てられるということに気付く。
大沢は必死に刑事たちに縋りつくが刑事たちはその場から離れていってしまった。
リビングには梶原と大沢だけが残された。
醜態を晒したと謝る大沢だったが梶原はその姿に感動し、この場に残ってくれたのだ。
梶原の身の上話を聞いていると大沢は梶原に、抗ウイルス剤に関するメールがきたことを話すとそのメールを見せることになった。
PCに向くと自分の書き込みにプリティハニーからの返事があり、それを読むと梶原がその書き込みの最後の一行に違和感を感じるが、気にすることなく二人はメールを見た。
梶原は抗ウイルス剤の臨床試験に使われた人間の写真を見て驚く。
すると梶原は送られてきたメールアドレスのプロバイダを調べる。
そしてその結果、このメールが送られてきたのは大沢の自宅から、つまりこのメールを送ってきたのは、妻である愛しかいないということになる。
牧野からの着信に携帯を取ると、牧野は今日中に役員会議を開くのは無理だと、つまりマリアを助ける術はなくなったということに。
マリアが助からない。
現実のあまりの残酷さに打ちひしがられるしかない大沢。
そんな大沢を慰めるように梶原が、田中のパスワードをほかに知る方法はないかと問われ、ふと妻である愛が浮かんだ。
心当たりがあることをつげると梶原も分かったかのように愛だと言った。
梶原は愛が田中にネクタイピンを渡していたことで愛と田中の関係に気付いたようで、大沢も無論そうだった。
梶原はマリアはどうにか自分が連れてくると言いバナナを一房置くと出かけていった。
ふと思い出にふけっていると御法川から電話がかかってきた。
愛が昔付き合っていたのはやはり田中だったようで、これで二人の関係が100%確実に分かった。
庭にいた愛に大沢はこれまで愛がどうして大沢と結婚したのか、どうして脅迫メールを送ったのか問うた。
そして田中からパスワードを聞いていないかを尋ねても、彼女は知らないようでどうすればいいか分からなかった。
するとひとみから電話がかかってきた。
はやる気持ちで電話に出るとひとみはカナンという女性がマリアを研究所に連れて行くから彼女を研究所に入れるようにして欲しいとのこと。
附に落ちなかったが、ひとみの言葉を信じるしかなかった。
研究所に向かおうとすると愛に止められてしまう。
ウーア・ウイルスのことが世間にバレてしまえば愛も大沢も今の生活のままでは生きていけなくなってしまうからだ。
大沢は土下座をして愛に謝った。
大沢は愛を残して、家へ戻りそして車に乗り込んだ。
幼少時、マリアを迎えに行くことが出来なかった代わりに、今度こそはマリアを迎えに行くために大沢は研究所へと向かった。【END】