みなさんこんばんは、緒川賢治です
本日はちょっとした問答を行いたいと思います
題して、人と人は分かり合えるのか
人と人は、厳密には分かり合えない
いや、そういうのもひっくるめて、分かり合えるものなんだ
お互いに分かろうとして歩み寄る
そして、いつしか、思いは一つになり、分かり合えるのだ
でも、厳密には、一人一人の認識も思考も違うから、絶対に分かり合えるなんてことはないのだ
だから、そういうのもひっくるめて、実際は分かり合えるものなんだって
全部ひっくるめてみると、最終的には、分かり合えないなりにも分かり合えているものなんだって
でも、どう考えても現実的に、完全に分かり合えることなんてないに決まっている
一人一人同じ人なんていないから
だから、そういうのも分かった上で、お互いに理解し合うことで、最終的には分かり合えるってことなんじゃないの
でも、厳密的に言うならば、分かったつもりになっても、それはそれぞれの認識の違いによって、実際は何も分かっていなかったりするだろう
いや、そういうのもひっくるめて、分かり合えているってことなんだよ
分かり合えていないのも分かった上で、その上で、お互いの存在や主張というものを受け入れて、分かり合っているんだよ
でも、これって、分かり合えていないのを分かった上での相互理解ということならば、結局のところ、お互いに分かり合っていないということがそれぞれ分かっているということになるだけで、結局は分かり合っていないということなのではないか
だから、そもそも、分かるということ自体が何が分かっているのか分からないことだから、その、分かるということ自体が厳密には成り立たないから、そのことがお互いに分かっているならば、それぞれの観点が違っていたとしても、最終的には、分かり合っているということになるんではないのか
こういったことを徹底的に追求していくと、二極と相対と俯瞰と中道というものの定義を言葉を超えた世界で作っていくことができます
そして、結論としては、人間が分かり合えると思えば、分かり合っていることにできますが、実際問題、分かり合えるというのがどの部分でという条件付き以外に、何もかもが分かり合えるというところまで行くと、それは普通の人間の能力を超えた範疇であるということになります
分かるわけないではないですか
しかし、逆に実際問題としては、観察力などによってある程度までは分かりますし、相手と自分が同レベルであれば、そこそこお互いを分かり合うことができます
でもですね、それに同意するかというと、別問題であり、これを追求すると、無数の妥協ヶ所による、無数の相互理解パターンがあり、さらに、それを厳密に言うと、結局のところは何も分かり合っているわけではないことになり、ただ、その範囲や条件を決めることや、思い込みによる定義で、分かり合っているということに決めることもできます
この辺はですね、まあ、追求する価値ありですね
何故かというと、悟りの本質にけっこう近いところによる問答となるからです
言葉というものの限界部分で、理論や問答を展開していく
その上で、感情とか思考とかそういったものを確認してみる
面白いですよ
判断は神に任せよう
こう思うと、絶対にそんな判断はない、ということになります
自分の味方をしてくれるのか
いや、結局のところ、それ全てが何の意味をもなさないお話であることが一目瞭然であるからですね
そして、そこに、中道というものの真意があるということになりますが、これは難易度が高いので、控えさせていただきます
ちなみに、仏は人間です
仏の世界の大日如来を信じている人と、話が合って楽しい会話ができると思いますか?
これも厳密にはお互いの裁量によります
ため息とか軽蔑とか反感とか、そういったもの無しで、楽しく話しできるのならば、それは菩薩道であり、厳密には、真の心からの同意というものはその瞬間には無く、努力によっての歩み寄りのつながりとなります
さあ、人間同士はお互いに分かり合うことができるという時、それは、仏様の観点なのか、生身の人間の観点なのか
そして、この疑問に関しても物申すという人もたくさんいらっしゃいます
面白いですね
分かり合えないということを分かり合うのが、ただありのままであり
そして、それは自我による認識や判断によるものでしかないから、結局のところ、それもひっくるめて、ただ、分かり合っているということにするという感じで締めくくらせていただきましょうかね
それを一言で表すと
如来は只来て去る
どうでもいいということですね
それって、何語ですか
仏の世界ということですが、私たちは人間であるということで、結局は答えは出ないということです
何のこっちゃという感じですが、これをそっくりそのまま覚えてしまうと、何かを確信することができます
ただ、その確信も、只来て去るだけです
もっと気の利いた言葉でお話したいですが、この辺は、本当に難しいのでちょっと無理です
いつもお読みいただき、ありがとうございます