みなさんこんにちは、ゴールデンウィークで4キロほど増えた体重が少しずつ減り始めている、緒川賢治です
本日もいってみましょう
前回は生霊、今回は・・・・呪いです
私は霊能者ではありませんが、元密教行者の精神世界探究家なので、それなりに自分なりの解釈をしています
呪いは、大昔から人間の歴史において、いろんな場面で陰で重宝されてきた感があります
政治家や権力者の間では、呪術者を使った呪い合戦が行われていたようですし、呪いの修法というものも数多く存在しています
恐らくかなりの効果があったのでしょう
今では考えられませんが、もしかしたら、今でも行われているかもしれません
私はこれまで修験道で有名な行者家系の先生とお話しする機会もあり、いろいろと聞くことができました
呪いというのは、かけた本人に必ず帰ってくるし、自分の子孫にも必ず災いをもたらすので、絶対にしてはいけないことだとおっしゃっていました
国家の存亡に関わるくらいの大きな問題でもない限り、絶対に使ってはならない
そして、呪いを行った行者は、穴を掘ってその中で自決するとのことです
さて、そんな呪いですが、呪詛とも言いますが、どういう仕組みになっているのでしょうか
何らかのシンボル的な文字や記号や道具を使って、観念や言葉や動作で意味合いを持たせ、相手の心の隙間や弱点または全体的な運気などに、害となる悪影響を時にはじわじわと、時にはグサッと、呑み込むように、入り込むように、与えていくものです
この世は観念やシンボルで物事に意味合いを持たせることがでるようになっています
誰でも修行すればできるようになるのではないかとも思います
さて、そんな呪いですが、これも、受けるか受けないかの話になってきます
精神が強くて図太くて鈍感でさらに物事が意のままに動くような人は、恐らく受けないでしょう
素通りするかはね返すか呑み込むか、という感じになります
素通りしたり、はね返したりすると、本人に帰りますし、呑み込まれても、本人の問題となり、本人に帰っているのと同じことになります
ただ、苦行・荒行で超人的な験力を持つ行者さんが呪いを行うと、どんな人であってもひとたまりもないでしょう
これまた、究極の精神力を持ち、究極の仏心を持つような、即身成仏の塊のような人でしたら、恐らく受けずに全て行者に帰っていくでしょうが
さて、そんな呪いですが、実は日常で何気に行われているちょっとしたことでもけっこう怖いものです
例えばですね、嫌いな人の写真を刃物で切ったり、写真の顔にマジックで不吉な言葉を書いたり、人形を嫌いな相手だと想定して痛めつけたり、相手に災いが起こるように念じ続けたり
まあ、ちょっと大袈裟に書いてしまいましたが、そんな人はほとんどいないとは思いますが、こういったことでも十分な呪いの行為だといえます
呪いに対して、受けないようにするには、受けても乗り越えるようにするには、それ以前に受けるようなきっかけを作らないようにするには、どうすれば良いのか
やはり、精神修養しかないと思います
相手を思い遣る心、真っ直ぐな心、澄んだ心、困難に耐える精神力、そして全てを包み込む包容力です
ただ、自分の霊性を高め続ける
こうすれば呪いから身を守れますよ、というマニュアルはありません
もちろん、行者の先生に相談したり、お札を貼ったり、お守りを持ち歩いたり、といった方法もありますが、全て一時的な解決にしかなりません
日々、自分の霊性を高めるために、精神修養を行うだけです
そして、どんな災いも自分の問題だとして考えます
自分の責任であり、自分が原因であり、全ては自分自身の問題であるという考えが、誰かからの呪いだという事実も含み、自分の問題として考えるので、解決をしようとする力が働きます
ただこれはとても難しい話になります
誰かに何かをされている、というのを自分の問題であると考えるのですが、これは、全ては自分自身の反映である考えのもとに、全ては自分自身の意識の中にあるという考え、全てのものと自分自身は一つであるという考えが元になります
そうすると、もしも呪われたとしても、自分自身の意識上の問題解決能力、それはこの世の修正能力というか宇宙の自然治癒力のようなものが働くようになっていまして、何とかなるようになっています
その時点で、また相手は相手自身の問題となります
誰かに何かをされている、という利害関係のような関係が違ったものになります
ただ、やはり、いろんなことが起こるのが世の中
全てを受け入れる包容力、これがあれば、どんな呪いがあっても、影響を受けながらも日々を充実して生きれるのではないかとも思えます
どう考えるにしても、やはり大事なことは、精神修養です
そして、慈悲であり、笑顔であり、自分のための我を捨てた境地であり、愛と調和が全ての、究極の仏性を体現すると、もはや無敵なのではないかと思います
仏教・密教・精神世界を学ぶことで、あらゆる全ての種類の困難を乗り越えましょう
いつもお読みいただき、ありがとうございます
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