うろたえていても芯は落ち着いている状態を意識する | 最高の瞬間の無限を生きるための世界観への道

最高の瞬間の無限を生きるための世界観への道

法衣を脱いだ真言密教・仏教徒が説く、精神修養にて日々を最高の自分で過ごす為のブログです
変化と向上のための実践を徹底追求しています
魂の成長を求め、心を浄化し、混沌の世で最高を生きましょう

みなさんこんばんは


先週末、久々に焼肉をたらふく食べながら飲んで、食べ癖がついたのか、翌日から夜食べる量が一気に倍くらいに増えてやばいかなと思いつつ、先ほどもバナナ2本食べました、緒川賢治です



いきなりですが、みなさんは、パニック状態になることはよくありますか?


例えば失敗したとき、周りの視線やプレッシャーに負けて慌てて我を見失ったり、予期せぬ出来事に対応できずにおろおろしたり思考回路が止まったり、慌てふためき極度の緊張状態でもがき苦しんだり、そんな状態です


パニック障害というのもありますが、ここでは、一般的によくありがちな、失敗して慌てて苦しみの中どうにもならない状態についてです


周りの目を考えてみると、白い目で見られているような感じがしたり、哀れんで見られているような感じがしたり、上から目線で見られているような感じがしたりして、情けないような恥ずかしいような気持ちになったりします


そんなときは心身ともにボロボロです


失敗→周りの悪反応→更なる失敗→更なる周りの悪反応→・・・・・

このスパイラルは、解決するか中断するまで続きます


おまけにですが、この状態で精神的な影響を受けると、ダメージも受けてしまい、その状態が現実的に、その後の生活においても定着する可能性もあります


実際に、仕事をしたり、何かに取り組んだりしていると、こういった光景はよく目にします


特に急いでいるときに、こういったことがよく起こると思います



さて、世の中には物事をスマートにこなす人と、不器用なためかぎこちなくこなす人がいます


また、頭の回転の早い人遅い人、要領の良い人悪い人、図太い人気が小さい人、いろいろいますね



大抵、失敗してパニック状態になる人というのは、不器用だったり、頭の回転が遅かったり、要領が悪かったり、気が小さかったり、他にもいろいろありますが、こういった人にどれかが当てはまります



だから、これは自分の性分だから仕方ないとか、自分が失敗しやすいというのを定着させてしまったり、または何度も同じことをすることで覚えたりして、自分なりに問題を完結してしまっているような感があります



しかし、一方では、失敗する人を見て、あの人は要領が悪い不器用な人だと思いながら、同じことを淡々とスマートにこなす人がいます


ここに、できる人とできない人の差のようなものができてしまい、世の中において、一方では得をし、一方は損をしているという、格差のようなものができています


これは資質の違いと言って終わらせることもできますが、やはりそれで苦しかったり悩んだりしている人も多々いるわけでして、ここはどのように解決するのが良いのかを考えてみたいと思います



●まず、何を解決するのか


①焦りや動揺


②思考や行動の不安定さ


③精神的なプレッシャーや苦しみ


④周囲に対する恥じらい


⑤駄目な自分に対する怒りや軽蔑


⑥周囲の他者からの軽蔑


⑦失敗の定着



他にもあると思いますがざっと挙げてこの7つで考えてみましょう


まず①ですね


これはもう、誰しもが持っている性質で、どんな人でも何かトラブルがあった場合は、その度合いによっては、焦って動揺を隠せなかったり、狼狽したりします


対策としては、想定外であれ想定内であれ、とにかく平静を保つことができるようにすれば良いわけなんですね


②は、自信の無さや自信が揺らいだり自信を失ったことからくる状態である場合が多いです


自分自身とのつながりが弱まっている場合に、思考や動作が半分上の空のような状態になるわけです


これは自信を取り戻して保つしかありません


③は、失敗を恐れる心ですね


心の状態が失敗に対して過剰になっている、またはさせられている状態です


自分自身の思い込みか、他者からの念のこもったような視線のせいか、どちらにしてもこのような状態を打破するには、プレッシャーを感じないかプレッシャーにたいして強くなるしか方法は無いです


④は、周囲の目を意識していて、能力的にできていないかもしれないができないとバカにされる、というような劣等感的感情が生まれています


よく言う、失敗して恥をかく、というのが良い例です


これは、自分がしていることに対して信頼を持つことを考える必要があります



⑤は、不甲斐無い自分に怒りを感じている状態ですが、成長するための原動力でもあるので、特に問題はありませんが、自分に対する過度の怒りは、自分自身の価値を落としてしまう場合があるので気をつけたほうが良かったりします


日々の努力が、怒りからの成長を高めます


ただし、軽蔑的な見方はしない方が良いです


⑥は、④にもつながりますが、実際、他者は厳しいと思った方が良いです


周りは大して気にしていないという見方もできますが、意外と本音で言えば、こういう場合は失敗によって軽蔑されていたりします


これはとにかく他者からの評価を気にしないということが必要になってきます



⑦は、ちょっとややこしいかもしれませんが、失敗が1度や2度程だったら、よくあることなので何も気にする必要がありません


しかし、失敗してパニック状態になるような性質を持っている人の場合、何をやっても大抵は失敗しながら落ち込んだりするのが常だったりします


何度も失敗している場合、最初のうちのトラウマなどの記憶や、身についた失敗癖で、このような状態になる自分自身が定着してしまっていたりします


まずは何でも良いから、苦手なことでも何でも、一つ一つ強化するつもりで、人生の経験の中で作られた自分自身をちょっとでも変えていくしかありません



大まかに7つ傾向と対策を考えてみましたが、では、実際にどのようにすれば良いのでしょうか


ここからが本題になります



まず最初に、これだけは持っていた方が良いものがあります


それは、自分自身の中に一つの人格のように存在する『冷静な意識』です


これは一つに限らずいくつも持っていても良いでしょう


パニック状態に陥りそうな状況になっている場合、そのボロボロな現状のありのままを理解することが最初に行うことです


冷静に判断するのです


「その瞬間のボロボロな現状」=「現象」であることを理解して念頭に置く→


→自分の実力が引き起こす現象をそのまま理解する(こうなっているのは自分の実力である)→


→こうなっているのは当然の道理であることを論理的に理解する(実力による結果の理由)→


→この「現象」と自分自身の存在自体は別次元の問題であることを理解(取り組んだ事柄においての結果であり、それが自分の全てではないこと)→


→全て一過性のものであり、自分の人格の本質部分に触れるものでないことを理解(ただし、失敗の原因に自分の人格が関係したり、明らかに変える必要がある人格の場合は、それは一つの問題として取り扱う)→


→常に正常に力強く存在できる自分の確立を根底に意識(失敗などの出来事よりもこちらが大事)→


→落ち着いている自分自身が確立されていることを意識し理解する



この流れで、自分自身を常に冷静に保つ努力をすれば、取り組む事柄よりも自分自身が大きくなるので、取り組んでいることでの些細なミスなどによっておかしな精神状態になることもおかしな行動や動作になることも大抵は避けれるようになります



では、この考えで自分を見れるようになっているとして、再び7つの傾向と対策を見てみましょう


そして、これを全ての切羽詰った上手くいかない状況に当てはめると、心の奥底では落ち着いている状態になれます


自然とこのような境地に修正されたり、自分の意志によってこのような境地にできれば、大抵の状況において、押しつぶされてしまうことは避けれるでしょう


そして、もしも押しつぶされてしまったとしても、その自分の状況を冷静に見て、立ち直る機会を容易に得ることができます



ちなみに、私は、マイペースを貫くという方法やボロボロな自分を徹底観察という方法などもあらゆる状況で試しています


人それぞれ、状況もそれぞれ、何でもありですので、特にこうあるべきだというわけでもなく、いろんな苦しみや悩みや葛藤も人間である以上必要な要素なので、そういった感情などを感じないようにするのではなく、あくまでも自分自身の芯を強めることによって、その場その場でしっかり対応できるようにするのが理想です



長文お読みいただきありがとうございます