20090220 日経産業新聞
燃油税上げも追い風
日産自動車は中国で低燃費車を積極投入する。燃料消費効率を一〇%前後改善できる無段変速機(CVT)の搭載車を現地の合弁会社で生産。販売量に占める搭載車比率を二〇一二年に五〇%に引き上げる。中国では今年から燃料に課される税負担が重くなったため、低燃費車への関心が高まっている。日産は環境に優しい「エコカー」の入門版とも言われるCVT車で需要取り込みを急ぐ。
日産系の変速機メーカー、ジヤトコ(静岡県富士市)が中国・広州市にCVT工場を〇九年半ばに稼働するのを受け、現地でのCVT搭載車の量産を本格化する。ジヤトコの工場の生産能力は年十四万台。広州には日産の乗用車合弁、東風日産乗用車の主力工場があり、現地調達によるコストダウンが見込める。
東風日産では現在、多目的スポーツ車(SUV)「キャシュカイ(日本名、デュアリス)」「エクストレイル」や高級セダン「ティアナ」、中型セダン「シルフィ」などでCVT搭載車を展開している。搭載車比率は〇七年時点で一〇%超だった。今後も、中国市場に投入する新モデルでも搭載車種を増やしていく方針だ。
中国では国家統制されているガソリンの価格は諸外国に比べれば安いものの、一般消費者は価格上昇には敏感。税制改革の一環で、今年一月から道路整備費などに充てられる燃油税が従来の一リットル〇・二元(約三円)から一元に引き上げられたこともあり、購入者は低燃費車への関心を高めている。
CVTは一対の滑車と滑車同士にかかる金属製ベルトを利用して動力を伝える。なめらかな変速が可能になり、歯車(ギア)の組み替えで変速する自動変速機(AT)に比べて、燃費効率が高まるのが特徴。ガソリン価格の高騰を受けてから日本の乗用車市場でも普及期を迎えている。
中国ではこれまでは排ガス規制対応を優先する傾向が強く、CVT搭載車に力を入れるメーカーは外資系を含めて少ない。日産の積極投入で、今後、中国でも低燃費車を巡る販売競争が激しくなりそうだ。
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