20090126 日本経済新聞 朝刊

 カブドットコム証券の臼田琢美常務執行役 ミニ日経平均先物は個別株投資と異なり、銘柄選別や企業分析が必要ではない。投資判断にまとまった時間を割くことが難しい個人には魅力的な商品といえる。
 差し入れた証拠金の6―7倍程度の資金が動かせるため、日経平均が100円動いただけでも十分に利益を出せる。個別株で短期売買をしていた個人は2006年ごろから先物へと流れてきている。
 ただ、損失も膨らみやすいため、ある程度資金に余裕を持たせておくべきだ。あらかじめ指定した損失が出た場合に反対売買で損失を確定させる「逆指し値」を活用することも好ましい。
ETFより高い流動性魅力
 インベストラストの福永博之代表 日経平均先物は上場投資信託(ETF)や個別株と比べて、流動性が高いことが魅力の1つだ。2006年のライブドアショック後の新興企業株のように買い手が付かないまま急落するリスクが低い。手数料も安く、短期間で利益を稼ぎ出したい投資家に向いている金融商品だ。
 もっとも、最近では相場全体の変動が極端に大きくなることもあり、1日のうちに証拠金の大半が吹き飛んでしまうことも起こりうる。ミニ日経平均先物であれば、1枚あたり10万円強の証拠金で取引可能で、一般的な主力株と比べて最低投資額は低い。初めのうちは少額で取引して、損益などの感覚を身につけるのがよいだろう。

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