20090123 日本経済新聞 朝刊
社債市場で格付けの高い債券への買い需要が回復してきた。二十二日に起債した東海旅客鉄道(JR東海)債と三菱商事債はいずれも販売が好調だった。日銀が発表した社債買い入れなどの資金繰り支援策を、社債市場は先回りして織り込みつつあったともいえる。ただ投資家が購入に慎重な低格付け社債にまで、こうした動きが広がるかどうかは不透明だ。
▼…JR東海は二十二日、十年債、二十年債あわせて五百億円を発行した。格付けはダブルA(格付投資情報センター=R&I)。当初は三百億円程度発行する見通しだったが、投資家の購入希望が相次いだため急きょ増額したという。
五年物、四百五十億円の発行を決めた三菱商(ダブルAマイナス)も百五十億円の予定だったが「条件が市場実勢に見合った妥当な水準と評価する投資家の購入希望が多かった」といい、増額に踏み切った。
▼…背景には機関投資家の過度の慎重姿勢が和らぎ始めたことがある。両社の既発債の国債利回りに対する上乗せ幅は最近まで拡大傾向にあったが、東京海上日動火災保険投資部の橋本裕治課長は「コマーシャルペーパー(CP)市場の回復が信用リスク懸念を後退させている」と分析する。
日銀などのCP買い取り策により、まず信用力のある企業の短期資金の調達環境が改善。徐々に長期の社債などで調達しやすくなる。投資家の間に安心感が広がると、低格付け企業のCPや社債も買う余裕が生まれるという構図だ。
▼…市場の今後の焦点は「シングルA格以下の社債の動向」(みずほ証券の香月康伸チーフクレジットアナリスト)だ。昨年十月以降では神戸製鋼所債(四十億円)しか発行実績がない。日銀は残存期間一年以内の社債の買い入れを検討するとしているが「償還期限が一年以内で発行される新発社債はなく、実質的な効果は乏しい」(大手証券の社債関係者)といえる。発行体のすそ野が広がり調達環境が目に見えて改善するのは容易ではなさそうだ。(G)
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