20090107 日本経済新聞 朝刊

 来日した仏大手金融グループ、クレディ・アグリコルのジャン・フレデリック・ドゥ・ルース副頭取=写真=は日本経済新聞の取材に対し、「日本はアジア最大の市場。事業は今後も強化していく」と述べ、外資系金融機関の人員削減が相次ぐ中でも銀行、資産運用、生命保険の三事業を中心に事業を拡大する考えを強調した。
 クレディ・アグリコルは日本で法人向け金融のカリヨン銀行・証券、資産運用のクレディ・アグリコル・アセットマネジメント、年金販売のクレディ・アグリコル生命保険を展開している。ルース副頭取は「外資系の競争が緩和している今は事業拡大の好機」と指摘。親密なりそなグループや地域金融機関に商品を提供するなどして、預かり資産の拡大を目指す方針を示した。
 外資系銀行の間では日本企業向け融資の絞り込みが鮮明になっているが、副頭取は「大手企業に対する限度額の引き上げを検討したい」と述べた。一方で「二〇〇九年は世界的に買収を見合わせる方針を決定済みだ」として、日本でも大型買収は当面控える考えだ。




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