20090105 日経MJ(流通新聞)
日本の食べ物事情はこの二十年で大きく変わった。バブル経済全盛だった一九八七年と現在を比べると、かつての食の主役が様変わりしている。
日本の主食といえばコメ。一人当たりの年間消費量は二十年前は七十二キロだったが、六十一キロ(二〇〇六年度)まで落ち込んだ。長期的なコメ離れが続いている。ただ昨年は小麦の高騰でパンが値上げされたことや、景気減速の影響でコメ消費に回復の兆しも見えた。
産地も変化している。二十年前は新潟県が最大のコメ生産県だったが、二〇〇八年産では北海道が新潟県をわずかに上回った。かつては新潟産コシヒカリが圧倒的なブランド力を誇っていたが、北海道は「きらら397」や「ななつぼし」など、比較的安くておいしいブランド米の開発に力を入れてきた。この結果ここ数年、新潟と北海道が激しいトップ争いを繰り広げている。
食卓に上る魚の顔ぶれも変わった。魚種別の漁獲量は二十年前、マイワシが四百三十六万トンで最も多かった。大衆魚の代表といえたマイワシだが、現在(二〇〇七年)は八万トン弱まで急減。サバ類が約四十六万トンで最多となっている。マイワシの漁獲量減少の理由ははっきりしないが、高級魚の仲間入りをし始めている。
野菜ではキュウリの地位低下が目立つ。家計調査(全世帯)で見ると一九八七年にキュウリの年間支出額は五千百六十三円でトップだった。だが二〇〇七年はほぼ半減して二千八百六円。トマトが五千三百九十一円で首位となっている。
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